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先日大阪薬科大学の前期試験の結果が発表されました。大薬は人数が多く入塾され、留年しての入塾者も多かったので、大丈夫かな?と思っていましたが、結果は全員前期科目パスしました。おめでとうございます。

1年(後期)でよく落とす科目は、有機化学、分析化学、物理化学です。

その3科目の過去問を分析してみます。

〇有機化学は、芳香族の問題が出題されている形ですが、使用している教科書が他大学とは違う比較的マイナーなテキストを使っているため、テストに出題される項目の順序がメジャーなものとは異なっています。

〇分析化学は、酸塩基滴定の基本的な問題です。これはゆっくりと理解すると、得点は比較的出来るようになると思います。

〇物理化学は、分子の結合が出題されており、軌道の紹介のところでは、先に波動の概念から習っており、詳しく学ぶなら、その順番が正しいと思いますが、それがかえって、難しく考えてしまう原因では?と思われます。薬学部は物理の専門を学ぶところではないので、まずは軌道の簡単なイメージから教えておくとよいでしょう。先生が物理のエキスパートでしょうが、それが薬学部生には必ずしも合わないということでしょうかね?

1年の過去問入手しました。物理化学はほぼ過去問通りです。物理化学の先生も「僕の目の前で過去問はやらないでね」と生徒に言っているようです。数字を入れ替えたり、そんな感じです。

他県の人には、あまり馴染みがないかもしれませんが、今回は姫路獨協大学について書いてみたいと思います。

姫路獨協大学の2年の留年数は20名(昨年)ですが、一学年の定員が極端に少ない大学であることは、あまり知られていません(ちなみに募集定員は150人)。国試の実績が悲惨であるため、誰も入学したがらないからです。2020年度入学者数がなんと34名!現在でも姫路で国試合格して薬剤師になれるのは、35%程度(以下?)と言われています。しかし、姫路では現在でも、低学年になればなるほど、入学定員の数が減り続けているため、きちんとした指導が成立せず、今後さらに国試合格者は少なくなるのではないでしょうか。薬学部の専門予備校で個別指導を受けながら進級するなら、まだ分かりますが、自力で進級するとしたら、2020年度の国試から相対評価ですから、悲惨な目に会うでしょう。。。(ちなみに、姫路獨協大学の法学部は、法科大学院を作りましたが、国試の合格率が0%になったため、法科大学院を廃止したそうです。他学部ですが、そこから伺いしれるぐらい、レベルが低い。地元の姫路では、姫路独協大学に対する評価はほぼ底辺レベルで、薬剤師国家試験の現在の全国平均が70%であることを考えると、姫路で35%程度合格と言うと、逆にすごい!と思えるそうです(笑))

以下の姫路の入学人数の現象を見て、どう考えられますか?

〇令和2年・・・34名
・・・
〇平成29人・・・入学数73人
〇平成28年・・・入学数49名
〇平成27年・・・入学数60人
〇平成26年・・・入学数85人

今年令和2年の入学者数は、34名ですよ!この激減している理由は!?ちなみに、標準修業年限卒業率(%)は、33.3~49.3%(ストレートに進級できる率)。

やはり薬剤師になるには、高額な学費と最低6年をかけなくてはいけないわけで。。。そうすると、入学者がまず見るのは、国試の合格率。やはり合格率の悪い大学には、基本入学しないですね。改めて、「国試合格率は大事だな」と思った次第です。

現在、後期募集中です(まもなく締め切ります)。広島校を、今年の6月からスタートさせました。広島校だから、広島の3つの私立薬学部の方々が申し込みされるのをイメージしていましたが、ふたを開けてみると、広島以外の県からも、なんと多数入塾されています。それが大きな驚きでした。

他校舎にも、前期オンライン授業だったため、実家に戻る傾向があったため、他県からの生徒さんが入塾されていますが、広島校に第一薬科大学の方々が多く広島校に入塾されたことが、今年の大きな驚きでした。

第一薬科薬学部は、後期もオンライン授業が継続されます。そのため、多くの方が自宅のある福岡周辺の県(例えば山口県)に戻って、オンライン授業の受講をされています(確かに大学がオンライン授業ならば、下宿継続する必要ないですものね)。それで、「前期に多くの科目を落としてしまったので、指導して欲しい」ということで、広島校に多く入塾頂いています。見てみると、第一薬科の方で、アイファ広島校に入塾されている方を見ると、山口県の方が自宅で、第一薬科大学近くに下宿という形が多いようですね。確かに山口県あたりなら、広島校に通塾可能です。

このコロナは、今年が初めてのため、想定しないことが多くありますね。

コロナになり、アイファに生徒の申し込みは減るのかな?と今年の3月頃思っていましたが、ふたを開けてみると、現在までのところ、入塾される方は、昨年の2倍ほどになりました(現在までのところです。後期の入塾生の数によっては、さらに増える可能性あります)。やはり今年大学がオンライン授業になったことが大きかったようです。今年は特に1年&6年で、入塾される方が多い年のようです。(今年入塾された人数のランキングとしては、1年生が最も多いですね。次が6年生。次は他の学年の順です。例年と違いますね。)1年生としたら、入学式&オリエンテーションもないまま、いきなりオンライン授業が開始され、不安で一杯だったとの声をよく聴きます。また6年も大学側の指導が不十分になり、卒業試験が不安との声が高まりました。

今年は、昨年大きく利益が増えたので、各大学の情報収集も兼ねて、支店を全国に増やしました(広島~岡山~大阪摂津富田~大阪枚方~横浜(これからは、兵庫と池袋に支店を出そうかなと考えています。))これも昨年に比べて、入塾する生徒が倍化した理由の一つかもしれませんね。

アイファでは、現在どれほど成績が悪くても、やる気のある方なら、どの方でも入塾可能です。管理を密にして、確実に進級させることを、第一に考えています。確実に進級させるため、だらけがちな生徒さんには時に厳しいことも言います。やはりやる気のある生徒のみ入塾となると、雰囲気が良くなります(営業して、やる気のない生徒をたくさんいれると、やる気のある生徒の邪魔になるため、親御さん&生徒さんに申しわけないと思っています。)やる気のある生徒しかいれないとなると、管理もしやすくなります。さらに支店を全国に作り、その地域の大学の情報を収集して、日本全国のお困りの薬学部生の進級のお役に立ちたいと考えています。1人1人のプライバシーを守らなくてはいけないので、確かに管理は大変ですが、今後も完全個室個別指導を守り、実績を出し続けていきたいと思います。

コロナのために、日本経済は壊滅的な影響を受けています。そして大きな矛盾にぶち当たっています。分かりやすく言うと、「今後海外からの旅行者を受け入れないと、日本経済は破綻するし、もし受け入れると、ワクチンが出来ない限り、コロナ患者は増えるばかりでコロナはなかなか終息しない」というものです。

アクセルとブレーキを同時に踏んでいるのが、今の日本の方針ですね。どっちかを選択すると、もう一つが成立しない状況です。

これと同じように考えれるのが、オンライン授業ではないでしょうか?「オンライン授業は便利だが、過度に利用しすぎると学力が低下し、致命的な結果を残すし、全く使用しないと、コロナが出た場合に対応できない」です。

オンラインは便利ですが、多くの弊害があります。

〇生徒が自宅で学習するため怠けて学力が落ちる。
〇オンラインだと緊張感がないので、ノートを取る習慣もなくなる。
〇昼夜逆転の生活をする可能性あり。下宿だと、自己管理が本当に厳しくなるのでは!?
〇国試受験に大きな影響を及ぼす。

こう見ると、大学の一斉オンライン授業は一見便利で、ある程度は使える必要がありますが、やはり限界があり、過度にオンラインに依存するのは、弊害が多き過ぎるのではないでしょうか?アイファ横浜校には、関東地方の薬学部の先生もいらっしゃるため、定期的にお話しをお聞きしますが、「大学の集団式のオンライン授業は、学力をつけるのに、限界がある」という意味で、私と意見が一致しています。

今後、ワクチンが出来、コロナが沈静化した後に、在学中していた役学生は、「コロナ世代」と揶揄されるかもしれません。就職しても、「今年の人はコロナ世代だから、ろくに実習してないし、本当に使えない」などと陰口をたたかれるのが目に見えるようです。また低学年で、オンライン授業などを受けていたとしたら、今後国試の準備をするときに、学力がその下の世代より、大きく落ちていることが、問題になるでしょう。

前期もオンライン授業、後期もオンライン授業は、限界なのかもしれませんね。。。ただまたコロナが出ることも想定されますので、どうするかはその時考えるしかないでしょうかね?

金城学院大学の後期授業は、対面授業となりました。感染防止のために、昨年より広い講義室が指定されています。通常通り、15回の対面講義の後に定期試験が予定されています。

名城も後期は対面授業、学院は対面とオンラインを隔週で繰り返すパターン。。。やはり名城の影響は大きいのですかね?

最近よくお問合せで、関東地方の方から、「東京校は健闘されていますか?」との合わせがあります。東京理科大学の方などから多数あります。

横浜校は現在ありますので、今後は、池袋校&船橋校を検討しています。大宮校を以前は健闘していましたが、やはりそれでは、東京方面から来難いので、池袋という結論になりました。ただ現在、大阪枚方校も同時並行していますので、遅れている状況です。もし早めに東京校を出して欲しい方がいらっしゃれば、ご連絡下さい。優先準備を変える可能性があります。

姫路獨協は、3教科以上落とすと、留年決定です。前期の再試の発表は、9/10。今日が9/9日なので、明日ですね。再試を受けた方は、ドキドキしていると思います。本来薬学部は、前期で一教科でも落としていると、後期に苦しくなるカリキュラムになっています。ですから、前期で成績が振るわなかった人は、後期要注意です。しかしちゃんと努力する人には、未来は開かれます。頑張りましょう!アイファ大阪校では、姫路獨協の後期個別講座を実施しています。後期募集の締め切りは間もなく行われます。

金城学院大学5年は、以下のような流れで実習を行っています。

(2020年度の実習)

〇第1期・・・4~6月=2、3月は実習が出来ましたが、すぐに4月から緊急事態宣言になり、オンラインになりました。
〇第2期・・・7~9月=もうすぐ終わりますね。
〇第3期・・・10~12月=これから
〇第4期・・・1~3月=これから

今年の6月に今まで落とした科目の再試がありました。ここで落とした科目は、持ち越しで6年で再再試になります(薬理Ⅲ、Ⅳなどは重い科目です)。コロナに影響により変更にならないならば、前期と後期の再試の時期に同時に実施されます。

もし第3、4期に実習に行かれる方で、今年の6月の再試で、今まで落とした科目が取れなかった場合は、この9月に集中的に対策をしておくべきでしょう。実習先が忙しいか、楽かは分かりませんから。

落としている科目のある5年の方は、この9月残りは個別予備校で集中的に対策して対策→10月~は、実習先をみて判断。もし実習先が厳しく、予備校に通う時間が取れないなら、個別予備校とオンラインで学習継続。もし実習先が楽なら、9月のように対面式の個別授業を予備校で継続もいいかもしれません。具体的な提案です。いずにしても、上手に学習を継続する環境を作る必要がありますね。