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昨年、今年の特徴ですが、1年の3、4月から入塾される生徒が一気に増えました。恐らくブログの影響だと思われます。ブログを読めば、大学内の本当の情報がある程度分かるわけです。そのような生徒の多くが愛知学院の薬学部の生徒さんたちです。

これらの生徒さんは、非常に成績がよく、皆さん学年の上位層になっています。

上位層になる方を見ていると、本当によく勉強します。アイファ名古屋の自習室に毎日のように来て、長時間勉強されています。

これらの生徒さんのほとんどが、合理的な学習の仕方をしています。

以下の特徴があります。

1)1年の3、4月から入ること=タイミングがよい
2)入学する前に、高校の理科3教科の復習をすること
3)長期休みには、次の先取り学習をすること

これらの生徒さんたちは、勉強ができるので、普段の学習でも、どんどん先の、応用的な内容をアイファで受けています。毎回のテストの度に、学年順位が上がってゆきます。

今の国試は昨年から相対評価になり、合格者の数が決められ、2、3年の専門科目を確実に身に着けた方が勝ち残る仕組みになっています。成績の悪い方は、このような方々と闘わなくてはならなくなったのです。

以前は、留年して入塾される方(一部は留年を避けるために先に入塾)がほとんどでしたが、今では非常に優秀な方々が増えてきたということですね。最後に勝つのは、このような方々でしょう。留年をしないための学習=国試が絶対評価の時代、大学の上位層を狙う学習=相対評価の時代ということでしょうか?昨年から相対評価になりました。留年するかもしれないとハラハラしている方は、もう国試に合格するのが厳しい時代になったのでしょうね。確実にストレートで合格するのは、毎回のテストで上位層を狙う生徒です。

京都薬科の定期試験の内容(有機化学)は、不必要に難しい。担当の教授によれば、「添付文書中には医薬品の化学構造式が記載されており、その構造式をみただけで薬品の性状を理解し、保存方法や薬品の併用可否の判断がすぐにできる必要がある。」とのこと。京都薬科で採用されている参考書であるソロモンで確認しても、記載がどこにも見当たらない。結局、ネットで調べたり、自主的に判断したりするしかない状態。(アイファの生徒指導では、生徒のノートの記載があったので、それで正答は判断した。)

それに比べて、大阪薬科の同系統の問題は、ソロモンから逸脱しない範囲でしか出題なし。つまり、自習でなんとかなる状態。正直、試験問題の過去問と参考書(+授業プリント)が揃っていれば、授業を聞かなくても充分な点数をとれると思われます。

それができないのが京都薬科の定期テストである。

試験問題の過去問、参考書、授業プリントが揃っていても、授業を聞いて必要な情報を得ていなければ解けない。さらに理解力がかなり必要とされる。丸暗記では解けないように工夫がなされている。(これは、過去問を生徒が得ている前提で教授が試験を作っているため。試験問題は公表されている。)

ここで京都薬科、大阪薬科、兵庫医療大学を比較してみることとする。

学校の偏差値の順で3校の大学を並べると、偏差値が高い順に京都薬科、大阪薬科、兵庫医療となり、大阪薬科を基準の100%とすると、京都薬科は200%、兵庫医療は80%といったところだろうか。同じ科目、同じ教授ではないので判断に難しいところだが、教える内容の深さからこう判断した。

兵庫医療では授業で解いた問題が試験にでる傾向が高いので、そこまで学習に困ることはない。(暗記で解けてしまう。)これが、兵庫医療の国家試験での合格率の低さに起因しているのかもしれないが、在学生を進級させようと思うと試験を簡単にせざるを得ない。(薬学部にも関わらず数学や化学を苦手とする学生が多いため。)

京都薬科大学は、偏差値的に高いが、進級は最も困難である。しかも京都薬科の学生の学力は二極化していて、上位層は問題ないが、低学力の生徒には進級は地獄としか言いようがない。大阪薬科大学は、定期テストで要求されるレヴェルは、標準レヴェルであるが、現在過激な進級基準の難化が起こっていて、お勧めできない。兵庫医療大学は、偏差値的には低いが、進級が容易であるが、国試の実績的にはこの三つの中で最も低い。

ここまで、定期試験の難易度について論じたが、これがどう国家試験につながるかを論じると、京都薬科では理解力が必要とされる京都薬科では、基本さえ押さえていれば国家試験の対策を特別していなくとも国家試験に受かるだけの実力を身に着けることが可能である。しかし、国家試験以上の学習を強要される。(薬学部の本質は国家試験に合格することではなく良質な薬剤師を生み出すことであるから当たり前ではあるが・・・。)
これに対して、大阪薬科や兵庫医療では、国家試験を超えるような学習は京都薬科ほど多くはない。基本から標準の内容が多い。これは国家試験を通るためには非常に無駄が少ない。(多少の教授の趣味は入ってくるが。)

薬剤国家試験が今後、難化する傾向は続くと思われるので、京都薬科の方針は評価できる。学生の頃は、楽な道があればそれに逃げてしまうのが大方であるので、ある程度の学力がある生徒であるならば、京都薬科でよいだろう。しかし学力が低い生徒も京都薬科には多くいるのも事実である。学力が低い方々は、学年が上がるにつれて、病む可能性がある。

最後に思い切った提言であるが、もし現在京都薬科の低学年で、どうしてもついていけないと判断したなら、早めに退学して、兵庫医療大学の薬学部に行くのがいいのかもしれない。そしてアイファに通塾すれば、京都薬科で要求されている不必要な=国試に出ないような訳の分からない定期試験に悩まされることもなく、国試に直結した内容を、2、3年で学習できると思われる。ただし、そのような人は、自力で兵庫医療で進級するだけでは、国試に合格できないだろうから、専門予備校の個別の進級指導は必須だろう。

(鈴鹿)(2019年度のデータによる)

・1年→2年→3年が、定員約100名のうち、毎年5名程度しか留年しません。4年のCBTの本試で11人落単、再試で6名落ちました(鈴鹿のCBT点数は72~74点。全国平均は77点(2019年度))。
・2019年度は、卒業試験が、ストレートに進級した約80人のうち2~30名が落ち。
・ヘッドが代わり、今後は急激に難しくなる模様。予想では、卒業試験を半分程度落とし、他の学年はそこまで留年させないが、6年まで上げて、最後に落とす方法(他の学校のように、低学年で大量に留年させると、退学になってしまったり、辞めてしまう可能性があるため。)
・鈴鹿が比較的進級ができるのは、ほとんどの科目で定期試験は回収されないため(過去問の入手も比較的容易で、定期試験もほぼ過去問と同じ傾向のものが出題される。)
鈴鹿は進級が出来ても、学力が怪しいので、国試既卒になると、非常に苦労することが予想される。

愛知学院は鈴鹿よりも、偏差値も高く&優秀な学生が集まっているが、低学年での留年数が極端に多いのは、以下の三つの理由でしょう。

1)多くの定期試験が回収される
2)過去問を持っている人は、なかなか他に渡さない
3)定期試験の難易度が国試に近い

鈴鹿は6年まで上がっても、卒業試験で今後は半分落とされる、愛知学院は低学年で大量に落とされる。。。愛知学院の方がいいですね。

アイファ名古屋は、愛知学院の過去問の収集に、特に力を入れています。

アイファ名古屋は、鈴鹿の既卒の個別サポートにも、力を注いでいます。

偏差値・学費・入試・留年・教員・留年率・オープンキャンパス・合格率

今年は再試から多くの方がお申込みをされ、昨年より定員枠が少ない中でのスタートとなりました。

3/1現在残り50%の定員枠となっています。


定員に達し次第終了となります。次回は2020年・9月からの後期募集となります。

(よく聞かれる質問)
〇「アイファさんでは、コマ数は決まっているのですか?」
 →「いいえ、コマ数は生徒さんが決めることができます。よって年間いくら学費かかるかは、ご自身でコントロールすることができます。」

〇「完全に個別ですか?」
→「完全に個別です。」

〇「アイファさんと、他の進級支援予備校の違いは?」
→「完全個別、一流のプロ講師陣、各大学の定期試験のストック+各教科のデータ作成など特徴はありますが、特に過去問やデータ類は他の予備校にはないでしょうね。アイファが最も力を注いでいるのは過去問などのデータの収集です。その意味で地域の大学に根差した専門予備校ということでかなりユニークなのではないでしょうか?」

〇「どの大学の生徒さんが多いですか?」
→「名古屋校では愛知学院、大阪校では京都薬科、横浜校では横浜薬科大学です。」

〇「今入塾している生徒さんで、新しい傾向は?」

→「鈴鹿の生徒さんが増えていますね。特に2、3年生です。」

〇「自習室はありますか?」
→「個室自習室です。好きな時に学習できます。特に下宿している生徒さんに向いていると、思います。定期的に学習する習慣をつけることができます。また受業の前に早めに来て自習されている方や授業終了後に残って自習していく方など、ご自身にあった使い方をされていると思います。」

今年は、例年と違い、未習得科目発表と進級者発表の日程が違います。もしかしたら、持ち越しの個数制限が増えるのではないか?と学生間で噂されています(4年前にも、このような措置が取られたため)。

また大阪医科薬科大学と名称変更した年から、持ち越しの制限が2教科までとなります。

3年前より、担当の先生が変わりました。担当の先生が変わって、1年目は中間テストと定期テストの二つを評価し合否を決めています。1年目だったこともあり、中間テスト、定期試験とも非常に簡単なものでした。落単者も10~20名ほどでした。

ところが、2年前より極端に難易度が上がりました。

しかもレベルもえげつない高さです。

詳しい内容としては、マニアックな計算(価数の異なる沈殿滴定、二塩基酸のHP)などが増え、前年度とは比較にならない程、落単者が増加しました。3年目である今年は、2年目のような難しい計算問題、プラス図を用いた問題があり、分析化学の本質を問うような問題が増えました。本試験は勿論ですが、再試の難易度も非常に高く、落単者は去年同様多いでしょう。

この2月に愛知学院大学&金城学院大学の特待生の方々が数人ずつ、アイファに入塾しました。

当然のごとく、大学の学費は非常に安く、驚くほどです。しかし以後もトップレベルの成績を維持しなくてはならず、そのプレッシャーは大きいようです。

例年大学の特待生の方の入塾はなかったのですが、このブログなどを熱心に読まれていたそうで、それならばと入塾を許可しました。

愛知学院は特に過去問の入手が難しい&定期試験が極端に難しいので不安になられていたそうです。金城は大学の進級が緩すぎること(特に「有機化学」の内容&進級が緩すぎる)で不安を覚えて、入塾の運びとなりました。

各大学で、特待生の方には、アイファでも特待入塾枠を設ける運びとしました。対象の方で、ご希望の方はお電話でお問合せ下さい。

昨年から国試が相対評価になり、来年から新カリキュラムになるため、今後はやる気のある生徒が上位層を狙うポジションがベストと思われます。

今年の国試は結果はまだ出ていませんが、旧カリキュラムの最後の年&相対評価2年目ということで、傾向が大きく変わり、難易度も大きく上がり、激戦となっています。来年から新カリキュラムになると、さらに臨床問題が増え、教科を超えた融合問題の出題が増えることが予測されます。

持ち越し科目を抱えて、進級するような生徒/毎年留年するかも!?と不安がっているような方は、国試に多浪でなんとか受かる/永遠に受からない時代が到来したのです。

しかし上位層には上位層の大変さがありますね!頑張りましょう。

今年の平均点は、恐らく232点前後です。合格得点は、相対評価なので、分かりませんが、例年の合格点である226点以上の人が今のところ最低でも、7,236人いるので、今年も合格点は、225点前後(220~225点)になるのではないか、と予想しています。

実践の評価です。

物理・・・普通
化学・・・普通
生物・・・普通
薬理・・・やや難
薬剤・・・やや難
衛生・・・普通
実務・・・やや易
薬治・・・普通
法規・・・やや易

全体的な難易度としては安定していましたが、今回は今までの傾向と全く異なり、全ての問題が症例関係の問題でした。

見開き両ページに、1つの症例が載っており、それの治療薬、代替薬、副作用などを答えさせる問題が、延々と続きました。

ざっと計算して、70症例くらいは、解く問題です。非常に厳しい問題で、本格的に現場で使える知識を問うて来ている感じです。

そして実践の問題は、科目に関係なく、ほとんどが薬理の様な出題であったため、これからますます現場で必要となる薬理や病態の知識が問われると思われます。

特に来年からは、新課程になるので、「この範囲は生物で、これは物理、よしこれで終わった」というような勉強をしているとダメです。他の範囲で出題されたら、この問題は何?範囲が違う!!」と文句を言うような勉強をしていては、点が取りにくい問題形式が、ますます多くなるでしょう。

全ての範囲の知識が、どの科目で問われても、柔軟に解ける様に勉強しておく必要がある様に思われます。

基礎3科目の理論が難しく、ここの点数は今年はぐっと下がっていると思われます。

必須は、全体的に簡単で、理論の後半(薬剤、薬理、薬物治療)は、比較的易しい印象です。ただし、最後まで読まないと、引っかかる選択肢などがあります。

全体的に言えますが、例年と少し出題のポイントが違っていたり、今まで見たことがない範囲やパターンで出してくる印象があります。

相対評価なので、合格点は、明日の実務次第という感じですね。

(必須)
物理・・・やや難
化学・・・普通
生物・・・やや易
薬理・・・易
薬剤・・・普通
衛生・・・易
実務・・・普通
薬治・・・普通
法規・・・普通

(理論)
物理・・・難
化学・・・難
生物・・・やや難
薬理・・・普通
薬剤・・・やや易
衛生・・・普通
薬治・・・普通
法規・・・普通