横浜薬科大学は、神奈川県唯一の薬学部大学です(2021年4月より湘南医療大学がスタートしますから、神奈川県では2つ薬学部があることになります)。
残念ながら、横浜薬科大学(薬学部)の学力は正直低すぎます(関東地方のワースト2レベル)。偏差値は45(2020年度の難易予想ランキング(河合塾))。つまり高校の基本的な理科が全く分からない状態で入学する人が多いことを意味しています。さらに推薦が多いのもこの大学の特徴です。関東地方にありながら、この45という偏差値は、残念ながら低すぎます。。。
国家試験は、今や完全相対評価(点数の高い受験生から合格して、合格には枠が決まっていて、その枠を取り合う図式)です。以前は絶対評価で、足切りにひっかからなければ、トータル65%得点できていれば、自己採点した段階で合格決まり!でした。もうそのような平和な時代は終わりました。。。
ちょっと考えれば分かることです。薬学部のトップは偏差値70、最下位は35。。。①4年制から6年制に移行→②多くの新設校が旧設校の倍ほど作られた=しかも多くの新設は偏差値50あたりからほぼ下全て→③相対評価に変わり、上位から合格となる→④合格枠は決まっていて、この枠を取り合う形になる=学力が低い大学には非常に不利となります。
横浜薬科の卒業試験に関して、今年衝撃的なことが起きました。昨年度つまり2018年度の横浜薬科大学6年の卒業試験の合格率は81%でした。定員約300人中245人が合格していました。卒試の合格率は81%でした。ところが、今年激変が起きています。なんと、定員約300人中170人しか合格していません。悲惨です。つまり卒試55%です。低学年の人は、今後上位層にならないと、卒試に落ちる可能性が大きくなりました。
今年横浜薬科大学の卒試の合格率が、極端に難しくなった理由としては、三つ考えられます。
1つは今年が旧カリキュラム最後の年であること。2つは完全相対評価に切り替わり、2年目であること(制度が切り替わると、初年度は様子見で簡単、二年目に激しく難易度も問題も難化する傾向あり)、3つ目は、湘南医療大学が、2020の4月からスタートする(2021年の4月に延期)ため、ライバルを牽制する意図があるからです。
いずれにしても、卒試をパスした人は今年パスしておかないと、来年は新カリキュラムになってしまうため、難易度が今年より上がることは、間違いありません。なんとしても今年パスするようにしておきましょう。さもないと薬剤師になれない可能性が高いですね。
国公立はほぼ誰も留年させないで、ほぼ全員受けての合格率。私立は逆に、留年させまくり、分母数を減らして受験。もし私立が意図的に留年させなければ、大学受験の偏差値表とほぼ同じ実績になるでしょう。
国家試験の難易度は、大学受験とは異なり、トップレベルに合わされます。そして上から点数の高い受験生を合格とするのです。どうやってトップが偏差値70の大学と35の大学が点数を競って、勝負になるでしょうか?
横浜薬科大学のストレート卒業率は30%程度です。現在この大学の国試合格率は、合格50%程度ですが、これは留年させ、合格するであろう人数を受けさせた結果であることを忘れてはいけません。
もし仮に入学者全員が、国試を受験するとしたら、15~20%になってしまうでしょう。国試は今後難化する一方。。。今後いったいどれだけ留年が増えるのでしょうか?
もし何が何でも留年したくない!と思われるならば、入学する前に高校理科3教科の復習をしておくことです。これだけで、留年の可能性は激減します。入学してからでは、とてもではないですが、そんなことをしている暇はありません。ちょうどこの12月頃に推薦合格が決まる薬学部が多いので、お勧めです。
もし入学してしていて、留年しそう、してしまったら、自分が確実に学力をつけることができる環境を手に入れることです。分野ごとに、不足している前提知識を入れながら、指導してもらえる環境を探すことです。
アイファ横浜校では、1人の講師につき、担当する生徒は最高3名までとしています。これも1人1人に目を届かせるためです。
確実に進級したいと思われるのであれば 、2、3年の基礎系の学習を徹底させることです。CBTにしても、卒試&国試にしても、基礎系科目が難化しているために、難しくなっているのです。アイファ横浜は、そのようなやる気のある方を全力でサポートします。
横浜校は、実績のある優秀な講師陣が,マンツーマンで指導にあたります。ご希望の方はお早目にどうぞ。定員になり次第締め切ります。