2019年3、4月から入塾された愛知学院薬学部生の方々を指導してきて、早7月中盤になりました!今年度は愛知学院2・3年の方が、入塾生の最大となりました(仮進級で入塾される方もいます)。また学院で留年をして入塾される方が最も多い印象です。今年は、学院に限りませんが、大学の教授から勧められて入塾した生徒さんが多かったことでも、特筆すべき年でした。
今年アイファで、愛知学院の入塾生が最大になった理由は何といっても、本年度から、例年は40人程度だった留年数が、50人に激増したこと(2年)。これが最も大きいのではと思われます。不安になり、「また1年自力でやっても、また留年してしまうのでは?」という気持ちだったのでしょう。
愛知学院4年には、総合演習という試験があります。これはCBTよりはるかに難しく、国試の過去問を応用して作られたものです。今年は総合演習対策の方も、数多く入塾されました。4月から計画的に対策しています。
幸いなことに、薬学部は、落単した単位のみを、留年した年度にパスすればいいわけです(ちなみに医学部・歯学部では留年したら全教科を履修し直さなくてはなりません)から、実は予備校としても指導がしやすいのです。どういうことかと申しますと、だいたい前期に数教科を落として、後期に大量に落として入塾される2・3年の方がほとんどなわけです(後期の方が難しく、記憶量もとびぬけて増えるため)。ならば前期でまだ時間があるうちに、後期の教科を、予備校で先取りしておけば、後期の対策も確実に行えることです。
この時に鍵となるのが、定期試験の過去問です。愛知学院では、過去問の収集が難しく、入手できない教科になると、全くできない状態です。アイファ名古屋では、長年に渡り、愛知学院の過去問の収集に努めてきました。入塾される生徒さんたちを見ていると、部活に入っていない方が多く、過去問の入手に苦労されている方が多い印象です。アイファには、過去問、およびその分析した年度毎・教科毎のデータがあります。入手できない問題は、生徒たちによる復元問題もあります。過去問のデータは単年度だけではなく、長年のものがよいのは言うまでもありません。
2・3年で最も大事な教科は有機化学です。有機化学に絞って言うと、基本的な反応を広く、確実に押さえることが大事です。この広くが大事で、量としてはかなりあるので、それさえクリアすれば、70%は得点できるでしょう(しかし2問ほどひねった問題もあります)。次に、酸性度などの物質の性質が押さえられるかどうかです。これができれば75~80%は得点できるでしょう。最後に発想です。生成物を作る問題では、今までに習った反応などを組み合わせて、思いつく問題が出ます。これができれば、ほぼ90%以上は得点できるでしょう。教科としては、他に落とす生徒が多いのは、分析化学などもありますが、これは計算&暗記なので、計算の方法だけ、こちらで教えておけば、生徒さんのみでも過去問さえあれば、対策出来ると思います。
春から入塾した生徒たちも、今は過去問を中心に最後のつめをしています。さすがに対策をちゃんとしてきただけあり、いい仕上がり具合です。基礎から学ぶ→演習→過去問による最終確認→予想問題の流れで、アイファは毎年確実な実績を出してゆきます。