4月からの授業も開始となりました。近年は1年生の留年も増えており、留年の深刻さを感じるこの頃です。以前であれば、2、3年で入塾される方が最も多かったのですが、数年前から、1年生の数がそれに迫る勢いです。理由としては、推薦で入られているため、基礎学力が足りないことがありますが、大学が進級基準を厳しくしていることも挙げられます。また他学部より編入で入られた方(特に文系)なども同様の困難な状況があると思われます。
多くの生徒さんが、当予備校に留年が決まってから入られますが、「留年する前に入り、未然に防ぐ」のが、最も合理的と思われます。これが最もコストパフォーマンスの高い留年防止法です。留年が決まって入ると、大学への留年の年間授業代+当予備校への授業代と二重払いになってしまいます。
もともと当予備校を作った基本の考えは、「当予備校に入塾すれば、留年する可能性を限りなく低くすることができる。年間の学費の半分以下程度で、留年しないで済めば、安いものではないか?」というものです。留年して入塾したら、大学と塾への二重払いになるだけでなく、留年限度数を超えないようにするために、予備校の授業代を半分以下で済ませることが厳しくなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。留年していいことなど、何もないのです。
何事もタイミングが肝要かと思います。コストパフォーマンス=タイミングです。留年してしまって、焦るのは愚かしいことです。焦るのにも、タイミングがあるのです。「時間とお金を、最も効率的になるように、タイミングよく使い、その結果努力の果実が最大化するようにするべき」ではないでしょうか?