CBTは、国試の基礎を問う試験です。4年生で実施されるため、ちょうど2、3年の基礎教科の内容を復習することができます(さもないと忘れていることが多いのです。)
CBTの合格基準は大学毎に異なります。問題となるのは、大学のCBT合格基準が甘い大学があるため、問題集にしっかりと取り組まない生徒が多いことです。仮に問題集にあまり取り組まないまま、CBTに合格した場合は大問題です。CBTにギリギリ合格したような場合、5、6年に残っているのは、いばらの道となります。
実際、国試に合格したければ、CBTの問題集にこそしっかりと取り組むべきです。国試で難化しているのは、基礎系の問題。。。つまりCBTで基礎を定着させておけば、国試に合格する可能性は飛躍的に伸びます。
問題集は、薬ゼミのコアカリマスターがお勧めです。これは非常によくできた問題集で、これから問題が出ているのではないか、と思えるほどの出来です。これにしっかりと取り組んでおきさえすれば、CBTの合格はもちろん、卒試合格→国試合格とつながっていくのです。
もし、CBTを対策しなくても、大学のCBTは合格するからと甘く考えている方がいたら、その方は、今後国試までいばらの道となるのは間違いありません。2019年から国試は完全相対評価になったため(=65%合格なくなった&禁忌問題導入(東海地方の私立大学生は、名古屋市立、岐阜薬科、静岡大学と競いあうわけです))来年、再来年と、急激な難化が予想されます。国公立の薬学部生たちが、今まで以上に対策するため(絶対評価の65%の時は国公立の方は舐めていたのです。完全相対評価は眠れる虎を起こしてしまったのです)、平均点は上がる可能性が大です。合格者数は、枠があるため、国公立に合格を奪われる偏差値50程度~以下の私立大学では、今まで以上に卒試で落としたり、留年させない限り、合格実績は大きく落ちてしまうことでしょう。国試浪人になってしまった場合、苦手教科がある場合は、翌年合格できる可能性は限りなく低くなってしまうでしょう。