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アイファ名古屋では、金城学院大学3年の薬理学Ⅱ、Ⅲの対策を実施しています。薬理学Ⅰは金城2年で実施されます。3年の前期で、薬理Ⅱ、Ⅲが実施(2教科になります)。後期に薬理Ⅳが実施されます。薬理Ⅱの教授のパターン(薬理Ⅰの定期テストを作っている教授)は、過去問を中心に対策しておけば、基本全て記述ですが、問題数が少ないので、十分対応できます。しかし、薬理Ⅲの教授のパターン(Ⅳも同じ教授が作成)は、全て記述で、Ⅰ、Ⅱとは比較にならないくらい問題数が増えます。理解していないと解けないセンスのよい問題になっています。単純に過去問を丸暗記しているだけでは、厳しいものがあります。よって薬理Ⅲの過去問は、基礎からやっておき、応用がされて出題されると覚悟しておくべきです。

アイファ名古屋では、金城3年の方に対して、現在この薬理学Ⅲを中心に現在指導をしています。基礎から指導→理解→過去問→予想問題の順番で指導しています。

金城学院大学3年前期の科目に、微生物があります。この教科だけは問題が回収される+先輩たちからの記憶したものを書いた復元が出回っていないため、金城の方は皆さん苦労されているようです。

対策としては、授業中で行われる小テストを、記述も含めて(配点が高いため)、しっかりと覚えることです。

アイファ名古屋では、長年塾生から聞き取りした微生物過去問データがあります。これを使い、毎年微生物の予想問題を作成して指導しています。アイファ名古屋で、今までのところ、この予想問題のお蔭で、再試になった生徒はいません。大学の友人の間に微生物のデータが出回っていなくても、アイファ名古屋にはあります。これも長年、薬学部の進級支援の予備校を開催してきたノウハウです。

3年の微生物の予想問題にご興味がある方は、お問合せ下さい。

大阪薬科大学は元々留年の少ない、関西を代表する薬科大学である。近畿大学、京都薬科に次ぐ地位を占めていると言ってもいいだろう。

その大阪薬科大学で、今進級の地殻変動が起きている。しかも深刻だ。。。今後同一学年で留年を繰り返し、退学になる生徒も大量に出てくるだろう。

では、どう変わったのか見てみよう。

2014年からの新カリキュラム改定により、つまり現在の2年から、それまではその学年の科目は全て取らないと留年というパターンだったのが、5教科まで持ち越し可能になった。しかも本試で30点を得点しないとその教科の再試は受けれない&持ち越し科目の数が、6教科になると、自動的に留年になるなどである。

つまり、今の2年からカリキュラム&進級の難易度が、がらりと変わってしまった。ここまでシステムが厳しくなったのは、国試の結果がいまいちよくないのが、原因だろう。大阪薬科の現役の国試合格率が、約6~7割、京都薬科で7割程度。システムの変更があまりに激しいので、現役の新カリキュラムの生徒&親御さんたちも、頭で分かっていても、体でよく分かっていない感じだ。今の1、2年生は正直かわいそうである。。。

指定校推薦などの公募推薦で入った方は、今年は30名ほどいる。入学したら、まさかこんなに新カリキュラムの進級が厳しくなっているとは思ってはいないはずだ。改めて、「薬学部というのは、そもそも理科好きのマニアたちが来る所だ」という事実を入学後に、痛感しているのかもしれない。

新カリキュラムになったことにより、5教科まで持ち越し可能となり、ギリギリで進級→上の学年で、多くの科目を落として留年する仕組みが出来てしまった。額制限があり、借金をもって上の学年に上がることができる→爆弾を抱えたまま、より厳しい荒波にもたれる→いずれ爆発(=留年)パターンである。留年はもしするなら、下の学年ほどよい。下手に上に進級すると、前年度の基礎がないまま、応用科目をやらなくてはならなくなる悪循環に陥る。危険である。その結果、当然だが留年が激増&多くの科目を抱えて留年する生徒が増えた。住宅ローンのような借金はやはり返せる時にきちんと返すのが正しい(進級と借金返済は構造が似ているので、比喩に使った)。銀行の計画通りに借金を返済する=支払い能力がある→さらに融資を受け入れることができる、と同じである。払えない人には、デフォルトや差し押さえのような強制的な措置を講じることもある。これは同一学年を繰り返し退学になる場合と似ている。

出席も特別スタッフが1人1人学生証をチェックして回るようになった。もう代筆などは使えなくなった。5回欠席するとテストを受験できない。これで結構、落単する生徒が増えている。

定期試験の過去問をオンラインで閲覧できるようになった。とはいえ、今は一年分しかない。過去問というのは、最低3年分はないと意味がない。それに昨年は全ての教科が公開されているわけではなかった。教授たちもいやなのだろう。なぜなら過去問を公にするということは、問題を作り変えなけれならないから、面倒なのである。教授たちの本業は研究であって、教育は義務である。「定期試験作成ごときに、多くの時間を使いたくない」、というのが、教授たちの本年だろう。過去問は、生徒間で、こっそりとやり取りをしている限りにおいて、教授は大きく傾向を変える必要はない。しかし公にされてしまったら、傾向を変える必要が出てくる。これは新カリキュラム学年の生徒にとって、過去問を入手するうまみが失われたことを意味している。定期試験の過去問をオンラインにして欲しいとは、父兄から出たリクエストらしいが、本当に愚かなことをリクエストしてくれたものだ。旧カリキュラム、つまり今の3年以上は、基本オンラインによっても、問題傾向が変更になることは基本的にない。本当に新カリキュラム学年(現在の1、2年)はかわいそうである。

繰り返しになるが、本試で30点を得点できていないと、再試が受けれない。本試が終わり、30点以下の科目が4科目あると、すでに4科目落単が決定したことになる。再試では絶対に全てパス、後期も限りなく落とす科目は0でいかなくてはならない。こんなことが可能なのだろうか???旧カリキュラムでは、本試で30点以下を本試でとっても普通に再試は受けることができた。だから無事に進級できた先輩たちもたくさんいたはずだ。旧カリキュラムの生徒たちは、新カリキュラムの後輩たちを見て、どう思うだろうか?「今下の学年にいなくてよかった。。。」と思うのが正直な気持ちだろう。。。

試験問題は当然記述中心。記号問題と違い、確実にどれだけ得点できているかは、本試が終わった段階で分からないことが多い。これも不安を煽る。本試でできていたつもりだったのに、結果を見たら、こんなに落ちていたのか。。。という方も多いはずである。

しかも、再試の際に、本試の復習をしようとしても、答案の返却もないため、復習が難しい。この数年は終了したら、回収されるようになっている。答えを丸暗記する生徒をなくするためである。そのため、復元問題が必要となる。本試に落ちたとしても、復習する問題も&答案の返却もないのである。当然、復元問題を持っている生徒と持っていない生徒では、今後の進級には大きな違いが出てきてしまう。

1年では、物理の教授が新しい方になった。試験が急激に難しくなった。大学受験で物理を選択していない指定校推薦入学の生徒にとっては、特に厳しいだろう。

最も過酷なものが、「薬用天然植物学」である。従来はⅠが2年後期、Ⅱが3年前期にあった。それが、1科目になり(=範囲が膨大に多くなり)、1年後期に実施されることになった!(1年かけて行われていたものが、半年でしかも1年の後期にギューギューに詰め込まれることになった。暗記が苦手な人は厳しい立場になった)。代わりに、従来1年後期に行われていた生薬学が、2年前期に行われることになった。(薬理学Ⅰ、放射の変更も厳しい。。。旧カリキュラムでは、薬理Ⅰは2年後期、放射は3年前期に行われていた。それが新カリキュラムでは、2教科とも、2年前期に詰め込まれることとなった。)

簡単に流れをまとめると以下のようになる。

今までは以下のようであった。

3年前期 薬用天然植物学Ⅱ、放射
2年後期 薬用天然植物学Ⅰ、薬理学Ⅰ
2年前期 漢方薬学
1年後期 生薬学

それが今回のカリキュラム変更で以下のようになった。

2年後期 漢方薬学
2年前期 生薬学、薬理学、放射
1年後期 薬用天然植物学

驚くべきは、新カリキュラムにおいて、1年の後期で行われている薬用天然植物学が、旧カリキュラムでは、2、3年で行われていた科目であることである。(=2,3年で行われていたものが、1年の後期の移動!)しかも繰り返しになるが、1年をかけて履修していたものが、半年履修に変わった(分量が倍化!)これだけでも、現在の1年が、旧カリキュラムにおける1年とは全く異なるものであることがお分かりだろう。

印象としては、全体的に重い教科が下の学年に降りてきていることである。意図的であるのか。。。

1年は上のカリキュラム変更がなくても、暗記科目が多い学年である。苦労するのは、生化学Ⅰ、物化Ⅰである(二つの科目とも膨大な暗記が必要)。そこに今回の変更である(通常1年かけて行われていた薬用天然植物学が半年で行われることになったわけだから、生化学、物化に暗記時間を使えなくなった!)。1年後期の暗記量が半端なく多くなり、留年数が今年は1年が30人になったのも無理はない(昨年は15人)。

もし1年で留年してしまった方がいたら、新カリキュラムは、旧カリキュラムは全く違うことに気が付かなくてはいけないであろう。「1年の前期から薬用天然植物学の暗記を準備してしないと、後期でまた留年する可能性が高い。1年の後期は暗記科目がてんこ盛りである。もしギリギリ進級したとしたら、2年前期で自動的に留年してしまう。。。」

よって、2018年度生の落単者が激増した。( )は落単者数。
1年の前期 植物学 (約50人) ※植物学は、高校生の生物分野(植物系)の復習
1年の後期 薬用天然学  (約200人!) ・物理化学Ⅰ(約50名)・生化学(約30名) 

さて、前期の本試がまもなく終わる。前期の再試期間は、8/23~8/31である。大量に落としていると、この短い期間で対策は厳しいだろう。

(追記)今後、大阪薬科大学が、定期試験の過去問をデータ公開化することになった。これは多くの生徒が過去問を集めることに熱心になり、学習時間が取れていないからであるが、やっかいな問題を含んでいる。大学側が公開するということは、もうその傾向は出ないということだからだ。名古屋市立大学では、生徒たちが、過去問のデータを作っていて、パスワードでアクセスできるようにしている。これは賢いやり方で、生徒側がやっている以上、問題傾向が変わる可能性は少ないということだ。いずれにしても、大学側による過去問データ開示はやっかいなことである。
 
(まとめ)
●1年の後期に、今まで2年、3年と1年かけて行われていた薬用天然植物学が移動していている(=2、3年で1年かけて行われていたものが、半年に凝縮。
●1年は、生化学Ⅰ、物化Ⅰがあり、ただでさえ、強烈に暗記量が必要とされる学年。
●薬用天然植物学の暗記量は倍になっているのに、期間は旧カリキュラムの半分になっているということ。
●もし1年で留年していたとしたら→「薬用天然植物学」を後期で前年度と同じように開始すると。。。=生化学Ⅰ、物化Ⅰの暗記の時間がなくなる、「もし生化学Ⅰ、物理Ⅰに集中すると=薬用天然植物学の暗記の時間がなくなる」
●旧カリキュラムのように、手つかずでも、再試に回して、追試でパスしようとすると、今年から本試で30点を得点していないと、追試が受験できない。
●生徒は上位層を目指すべき。大阪薬科で話すと、上位200位に入っていれば、ほぼ100%国試はパスできる。それ以降になると、?となる。

つまり。。。

「もし1年で留年したなら、前期から薬用天然植物学を準備していないと、また後期で時間がなくなり、留年する可能性大きい」ということになる。。「1年で留年したけど、前期は暗記科目が少ないから、後期からまた対策すればいいや」、と考えていると、もれなくまた留年の流れになる。。。

新カリキュラムは全く別物になってしまったことを理解しないといけない。

留年を繰り返して、年度数を超えると、退学。。。

2年に上がっても、試練は続く。。。分析化学、微生物が大きな障壁として立ちふさがる。ということは、1年の時の落とした科目を持って、進級すると、もれなく留年になる。。。

1年の方は知らないと思われるが、2年の、分析化学&微生物は、かなりしんどい教科である。。。

2年の分析化学は、「文章を50~60ほど覚えていないと、70点ぐらいしか取れない」というぐらい大量の暗記が必要な科目である。また微生物は今年から教授になった方が、基本英語で授業を進める(!)ため(パワーポイントなども英語)、ついていけない生徒が続出している現状がある(もしかすると、定期テストも英語で問われ、英語で答えるパターンになるかもしれない(微生物の教授は今年からなので、テストになってみないと分からない))。笑いごとではないぐらいの難化が2年で起こっていると考えるべきである。2年がこんなに難しくなっているのに、1年の科目でいくつか落単した状態で進級したら。。。

新カリキュラムでは、留年数は、2年でこのままいくと、50人を超えるのでないか、と思われる。

こう見ると、留年のリスクを抱える学年が見える。1年後期と2年前期だ。

本試で30点以上得点しないと、追試が受けれないという今回の変更も痛手である。本試で手が回らないからと、暗記科目をほぼ対策しない状態で、再試に回すと、追試が受けれなくなり、留年のパターンができてしまった。

カリキュラムの改悪のように思えるが、この流れは止まらない。

2021に新カリキュラムになるが、国試は新カリキュラムの年に、急激な難化をする傾向がある。2014には前年に約85%だった国試合格率が、60%になった。2021には、60%になるのか、50%代になるのかは分からないが、「一日でも早く進級&国試合格しておいた方がよい」のは間違いないだろう。

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毎年、大学の定期試験のデータベース作りに取り組んでいます。大学によっては、過去問が再試までなかなか出回らないこともよくあるようです(留年が多い大学でよくあり)。やはり定期テストの過去問&教授&カリキュラムの情報を「大学毎、学年毎、年度毎、教科毎」に分類して、データとして蓄積するのが大事です。非常に手間がかかる作業ですが、講師たちと夜遅くまで取り組んでいます。国家試験の参考書などは書店で売っていますが、大学の定期試験の過去問は売っていないですからね。テクノロジーの進化により、昔に比べると、過去問を集めるのは楽にできるようになったのかもしれません。ただその分、定期試験の内容は非常に高度なものになっています。愛知学院の薬学部などは、国家試験と比べものにならないほど高度な内容に、定期試験の内容がなっています。愛知学院は過去問が入手できないと、即留年というのは納得できます。

「6年になり、弱い分野(特に物化生&薬剤など)が見つかり、不安を感じているので、指導をして欲しい。特に物理が苦手です。」というようなお問合せが多くなりました(特に金城学院の方からのお問合せが多いです。金城では5月から国試の大手予備校の授業が開始されるので、今スタートはいいタイミングではないでしょうか)。

アイファでは、オンライン指導で(週1~2回)、毎年、ご要望にお応えしています。オンライン指導の理由は、6年になり、非常に忙しく、通学の時間がもったいないという生徒さんたちのご要望を受けた結果です。ただしこの国試個別講座は、講師側の負担も半端ないため、例年通り少人数精鋭で行いたいと思っております。ご希望の方は、お電話にてお問合せ下さい。なお、この募集は、今年から新着情報には掲載しないことにしました(例年あまりに申し込みが多くなりすぎ、全員の方に対応できなくなっているからです。)106回国試から現行のカリキュラムが変更され、難易度が激しく上がることが予想されます。105回国試はその前哨戦となり、もちろん難化しますが、106回ほど難化していないはずです。第105回で合格しておかないと、薬剤師になれない可能性もあります。やる気のある方のみの申し込みを強く希望します。

(第104回国試のアイファ名古屋&大阪校の実績(14人中13人合格(既卒を6名含む))

CBTは、国試の基礎を問う試験です。4年生で実施されるため、ちょうど2、3年の基礎教科の内容を復習することができます(さもないと忘れていることが多いのです。)

CBTの合格基準は大学毎に異なります。問題となるのは、大学のCBT合格基準が甘い大学があるため、問題集にしっかりと取り組まない生徒が多いことです。仮に問題集にあまり取り組まないまま、CBTに合格した場合は大問題です。CBTにギリギリ合格したような場合、5、6年に残っているのは、いばらの道となります。

実際、国試に合格したければ、CBTの問題集にこそしっかりと取り組むべきです。国試で難化しているのは、基礎系の問題。。。つまりCBTで基礎を定着させておけば、国試に合格する可能性は飛躍的に伸びます。

問題集は、薬ゼミのコアカリマスターがお勧めです。これは非常によくできた問題集で、これから問題が出ているのではないか、と思えるほどの出来です。これにしっかりと取り組んでおきさえすれば、CBTの合格はもちろん、卒試合格→国試合格とつながっていくのです。

もし、CBTを対策しなくても、大学のCBTは合格するからと甘く考えている方がいたら、その方は、今後国試までいばらの道となるのは間違いありません。2019年から国試は完全相対評価になったため(=65%合格なくなった&禁忌問題導入(東海地方の私立大学生は、名古屋市立、岐阜薬科、静岡大学と競いあうわけです))来年、再来年と、急激な難化が予想されます。国公立の薬学部生たちが、今まで以上に対策するため(絶対評価の65%の時は国公立の方は舐めていたのです。完全相対評価は眠れる虎を起こしてしまったのです)、平均点は上がる可能性が大です。合格者数は、枠があるため、国公立に合格を奪われる偏差値50程度~以下の私立大学では、今まで以上に卒試で落としたり、留年させない限り、合格実績は大きく落ちてしまうことでしょう。国試浪人になってしまった場合、苦手教科がある場合は、翌年合格できる可能性は限りなく低くなってしまうでしょう。

アイファに入塾した生徒さんたちの所属する代表的な大学の留年比較をしたいと思います(2→3年の留年数に絞ります)。

薬学部では、2年次の進級が最も厳しいです。

各大学毎の比較をしてみましょう(3年に上がれなかった生徒数です)。これらは噂・評判の類ではなく、現実の数字です。

東海地方&関西地方&関東地方の薬学部留年数を比較してみますと。。。(  )は2年生の学年の人数。

①名城大学…50名(300名中)
愛知学院大学…50名(150名中)
金城学院大学…5名(150名中)
④鈴鹿医療科学大学…非公表(100名中)
⑤岐阜薬科大学…10名(100名中)
大阪薬科大学…50名程度(300名程度中)
⑦京都薬科大学…50~70名(400名程度中)
⑧大阪大谷大学→非公表(110名程度中)
⑨兵庫医療大学…約40名(150名中)
武庫川女子大学…約50人(200名中)
⑪同志社女子大学…約10人(124名中)
⑫姫路獨協大学…20人
⑬横浜薬科大学…約60人(300人名中)
⑭昭和大学…約30名(約200名中)

①の名城は、例年50人程度を留年させています。しかし母体数が300名ですから、6人に1人が留年する計算になります。

②の学院は、例年は40名程度でしたが、2018は50名となりました!3人に1人が留年する計算となり、恐らく東海地方では、最も多く留年している計算になります。3つ理由があるでしょう。1つは、それだけ留年させているということは、2019年から国試が完全相対評価になったのが、影響しているのではないかと思われます。2つ目に、この留年が多い大きな理由として、学院の定期テストが、教科によっては国試よりも難しいことが挙げられます。つまり落単する生徒の数が桁違いに多い→結果として大量の留年が出るという図式です。学院に関しては、たかが定期テストではなく、定期テストの方が国試よりも難しい教科があるので、ご注意!という認識を持つべきです(名古屋市立大学、名城大学よりはるかに難しいです)。特に分子生物でしょうか。薬理系は連番教科で教科の数が多いため、一旦落とすと、上にも薬理があり、分量が多すぎ、対策できずに落単→留年のパターンがあります。3番目の理由として、過去問が、他の大学と比べて、非常に入手が難しい。。。学院では、留年数が多いため、お互いに蹴落としあう図式になっていて、本試で過去問は限られた中でしか流通しません。再試になると、なんとか回るのが例年のパターンです。クラブに入っていないかったりすると、全く過去問が入手できない→落単→留年のパターン。当予備校の生徒が、今まで全て失敗なく進級できているのは、この過去問のストックがきちんとしているのも大きいでしょう。過去問が入手できない生徒が、アイファではちゃんと入手できるのです。塾に入って、留年を未然に防いだ方がどれだけよいでしょうか?1学年に在籍可能な期間は、2年まで。2年目だめなら、退学・放校です。この50人の留年生の中には、相当悲惨な結末にあう生徒も含まれているだろう。

③の金城は、5名。。。なぜでしょうか?①や②と比較すると、あまりの少なさに驚きを覚えます。。。関西の⑩武庫川女子大学と比較してみて下さい。武庫川は200人中50人が留年します。金城では、CBTや卒業試験で大量に落とすのでしょうか?このままで大丈夫でしょうか?以前は10名程度はいたと思いますが。他大学が留年数を増やす中、なぜか留年数を減らしています。関西の武庫川女子大学でも、50人留年がいます。他大学が留年数を増やすのは、国試率を上げるためであり、金城が留年数を減らしているのは、「他薬学部と違い、うちは女子大だから、留年がほぼなく安全です」というイメージを植え付け、たくさんの入学生を欲しいからではないでしょうか?しかし、もし留年を限りなく抑えた状態で、国試を受けたら、大量に国試浪人が出るのは明らかです。実際、金城の国試を大きく、落としているのは国試浪人生の存在です(現役の合格率は悪くありません)。これはあまり言えませんが、金城の国試浪人は、基本学力が全然足りないため、2浪以上になると、全然合格しなくなります。つまり「薬学部を卒業したのに、薬剤師になれない」というあのパターンになってしまうのです(金城で2浪以上になると、そうなる可能性大です)。実際、2014年に薬剤師国家試験が急激に難しくなり、金城は誰も落とさないまま受験したら、国試の結果は屈辱の38%でした!あれが再びある可能性があります(2019年度から完全相対評価になりました。上位層が頑張って平均点を上げたら、65%を得点していても、合格できないのです)。そうならないために、以前やったように、卒試で半分落とす方法をとるかもしれません(今後はそれ以上落とすかもしれません)。金城は2,3年の有機化学の授業が緩いため、本質的な学力がないまま進級している方が多い印象です。結局、進級が緩い分、卒業試験で大量に落とされるなど、大変なことになってしまいます。

④の鈴鹿は、非公表。なぜでしょうか?留年者や退学者により、母体数が減っているからでしょうか?怪しさがあります。今のままでいくと、壊滅的なほどに留年を出さないと、国試の一応見栄えのよい合格率は出せなくなるのかもしれません。留年数は公表できないほど、多いはずです。 2019から国試は相対評価になり、2020はその二年目になります。今までの流れを見ていると、システムが変わると、一年目は様子見、二年目は思いっきり難化させたり、合格率を下げるというのが、流れとなっているため、愛知学院が留年を大量に出しているのは、むしろ現状を正しく認識しているように思われます(2020年の国試受験生は大変でしょう)。つまり愛知学院は、進級できる=国試合格という名城の正当な流れを汲んでいるように思えます。むしろ金城の留年数の低さはおかしいと思えます。鈴鹿の非公表はありえません。

⑤の岐阜薬科大学は、10名。。。驚きですね。。。あの岐阜薬科でこれほど留年数がいるとは。新カリキュラムで、スパルタなカリキュラムになってしまいました。国家試験合格100%を目指しているのでしょうか?持ち越しは3科目まで。本試で30点以下だと再試は受けられない。3年の薬理の授業では、青本の薬理がテキストになっているなど、私立以上に厳しいですね。岐阜薬科のように、元々優秀な国公立で、これほど進級を厳しくしてしまった時に中堅以下の私立大学は、岐阜薬科と国試で戦う運命にあることを理解しなくてはなりません。私は岐阜薬科は薬剤師国家試験の合格100%を狙っていると思います。今の国試は完全相対評価になったので、岐阜薬科のような大学が、大きく平均点を引き上げてしまうのは、容易に考えられます。他の国公立でもスパルタなカリキュラムを採用する大学が増え、このような優秀&進級が厳しい大学が、薬剤師免許をごっそり取って言ってしまうのはあり得るかもしれません。しかも国公立大学の卒業生が就職するのは、ほとんどが製薬会社。。。つまり薬剤師免許がなくても就職できるのです。彼らが会社に勤務している間は、免許は塩漬け状態です。当然国は、「~年には、すでに~人の薬剤師免許を出してました」という一律的、画一的な見方しかしませんから、塩漬けされていようがされていまいが、免許を出したという事実は変わらないと見るのです。相対評価になってしまった以上、上位層に頑張られて、平均点を上げられた日には、太刀打ちする術がないことを、中堅以下の私立大学は理解しなければなりません。

⑥の大阪薬科は母体数が大きいですね。1/6の割合です。今(2019)の2年から下が新カリキュラムの学年ですから、留年は劇的に増えていきます。進級の基準が激しく難化しました。今の段階で、大阪薬科の中だけで、学年毎に留年数を出すと、当然1年が最高数となっています。来年は2年が最高の留年数となるでしょう(恐らく60人ぐらいでしょうか)。今の1,2年は旧カリキュラムとは全く変わってしまったんだ、という認識を持たなくてはいけません

⑦の京都薬科は、関西の優秀な薬科大学。分母に対して考えると、確かに留年数は多いですが、比較的少ないと言えます(1/8強の割合。学院の1/3とはえらい違いですね!)京都薬科大学では、前期、後期の再試験が、それぞれ5個まで(選択科目はここには含まれない)と決められています。また、再試験に落ちてしまった場合は、次の年にもう一度その試験を受けられる試験制度が存在します(これを「再々試験」と呼びます)。この試験制度を使える科目数は、1、3、4年次は1年間で4つ。2年次のみ2つとなっています。この試験でも落ちてしまった場合は留年となります。

大阪大谷大学は、約110名中50人留年。。。ちなみに卒業試験も50人落とします。。。大阪大谷大学の留年表記は悪質です。最低在学年数6年を超えた学生を留年者数としてカウントするため、どこかで留年したとしても、6年たつまでは留年数としてカウントされず、一見留年数が少ないように見えるのです。ホームページ上では、2019年において、在学する留年者数は73人となっていますが、これは6年を超えて、まだ在籍している生徒の数なのです。表記の仕方としては悪質で、留年数を少なく見せる方法にたけています。三重県の鈴鹿と似た感じがします。卒業生の方にお聞きしたら、将来つぶれる大学と内部で冗談交じりに言われているそうです。偏差値は40です(河合塾調べ)。大阪薬科は関西地区にある12の薬学部のうち、ランキング10位です(下は兵庫医療大学37.5、姫路獨協大学35です。)大阪大谷大学は、今後どうなるのでしょうか?今後偏差値の低い大学は、抜本的なことをしない限り、将来はない気がします。

⑨兵庫医療大学は、偏差値37.5(河合塾調べ)ということもあり、関西圏の薬学部の中ではかなり留年率は高い方です。3年から4年次もある程度、留年するため、結局6年間、留年せず進級できる人は、半分くらいです。理由はやはり、進級基準が厳しいからで、その学年の全教科の単位を取得しないと、進級できないためです。自ら限界を感じ、退学を選ぶ生徒も多い学校です。
有機化学や天然薬用物を落単する人が多い印象です。

⑩武庫川女子大学は、約200人中50人が留年。。。25%の留年率です。高いですね。それも毎年留年数がこれから増えてゆくそうです(今年は80人以上留年しそうだという裏情報があります)。女子大だからと言って、進級の甘い金城学院と違います(金城は、できない生徒は、最後にずばっと落とされます。怖いですね。)ストレート進級が45%以下の状態です。4科目までは持ち越し進級できますが、5科目を取ったら即留年決定です。一番の問題は、武庫川は女子大で、留年者が多いということもあるのか、過去問を入手するのが難しいことです。女子大特有の陰湿さがあり、友達に過去問を渡したがらない雰囲気が濃厚な学校です。アイファには、過去のデータ&過去問があります。興味を持つ方はお電話でお問合せ下さい。

⑪同志社女子大学の、留年数は少ないですが、この10人は留年をどの学年でも繰り返し、退学になってしまうような方々です。システムを見ると非常に厳しく、2年の有機化学Ⅱ(前期科目)は、範囲が恐ろしく広く、他の大学(例えば大阪薬科大学で3年生前期に履修する内容まで含まれています)とは比較になりません。有機化学の過去問を見ると、大問数が多く、反応機構を書く問題なので、難易度は高いです。やはり有機を本試で落とす生徒が多く、再試験がないため(上の学年が本試験を落とし過ぎたため、有機化学のみ再試が廃止に...)そのまま落単します。

⑫姫路獨協大学は、2年の留年数は20名ですが、一学年の定員が極端に少ない大学です(ちなみに募集定員は150人)。国試の実績が悲惨であるため、誰も入学したがらないからです。2020年一年の入学者数がなんと34名!経営的に大丈夫なんでしょうか?現在でも姫路の国試合格して薬剤師になれるのは、35%程度と言われています。しかし、姫路では現在でも、低学年になればなるほど、入学定員の数が減っているため、指導が成立せず、今後さらに国試合格者は少なくなるのではないでしょうか。予備校で個別指導を受けながら進級するなら、分かりますが、自力で進級するとしたら、国試は相対評価ですから、悲惨な目になるでしょう。

以下の姫路の入学人数の現象を見て、どう考えられますか?

〇令和2年・・・34名
・・・
〇平成29人・・・入学数73人
〇平成28年・・・入学数49名
〇平成27年・・・入学数60人
〇平成26年・・・入学数85人

今年令和2年の入学者数は、34名ですよ!この激減している理由は!?ちなみに、標準修業年限卒業率(%)は、33.3~49.3%(ストレートに進級できる率)。姫路は、今後入学数を増やせないなら、薬学部の経営が厳しくなる可能性ありかもしれませんね。「来年何人入学するか」それが見ものです。

⑬横浜薬科大学は、神奈川県唯一の(2020年の4月から湘南医療大学がスタートしますから、唯一ではなくなったしまいますが)薬学部単科大学です。偏差値は45で、ほぼ関東地方で合格しなかった方が行く大学になってしまっています。
本試の合格点は60点。持ち越しは1年は7単位まで、2年は5単位までとなっています。教授たちも試験に出題するところを、授業で指定していますが、それでも基礎学力が足りなくて、落単する生徒が後を絶ちません。横浜薬科の留年数は今後激増すると思われます。2019年度の卒業試験の結果が出たばかりですが、その結果が驚愕的なものです。前年度までは定員約300人中245人が合格していました(合格率81%)。それまでもほぼ同じ成績でした。ところが今年の卒業試験の結果はなんと51%!つまり300人中170人しか合格していないのです。この卒業試験の結果、大量の生徒が6年をもう一度することになりましたが、卒業試験に落ちた方々は、なんらかの対策をしない限り、今後薬剤師になれない可能性も濃厚になってきました。一番の問題は来年の国試から新カリキュラムになってしまうことです。つまり今年より、来年の卒業試験のほうがはるかに難しくなってしまう可能性があるのです(新課程ですからね。今年卒試を落とした方はどうするのでしょうね?まさかこんなに卒試が難化すると思っていなかったでしょう。しかし今年は完全相対評価になり2年目、しかも来年から新カリキュラムということを考えると、今年の国試、来年の国試は今まででありえないほど難化するのでは?というのは想定できたはずです)。卒業試験にパスできずに、6回生を何度も繰り返して、退学になってしまったり、なんとか卒業できても、新課程の難易度の高い国試に何度も落ちて、あきらめてしまう可能性があるのです。やはり完全相対評価というのは、底辺大学には厳しい。。。なんせ薬学部は偏差値で見ると、トップは70、底辺は35なのです。国試の難易度はトップに合わせられます。合格枠は決まっていて、得点の高い方から合格になります。ということは、底辺大学の方がいくら頑張っても、それ以上に上位大学が頑張り、平均点を引き上げたら、不合格になるということです。そのような無茶苦茶なことがまもなく国試で起こるわけですね。分かりやすく例えると、駿台ハイレベル模試を偏差値70から35の高校の生徒が受けたとして、上位から枠が決まっていて、上からとるとしたら(60~65%程度)、どんな結果が出るでしょうか?ということですね。

⑭昭和大学は、比較的優秀な大学ですが、学部長が変わってから、留年数が増えています。1年時の留年数は、14人/200人、2年時には、30人/200人です。昭和は、医療系しか学部がないのですが、1年時には、優れたコミュニケーションの取れる人材を育成するという意味で、全員が寮生活になります。医学部、歯学部、薬学部の学生が、共同生活をするのですが、コミュニケーションの問題が大きく、相性が良い場合はいいのですが、そうでない場合には、人間関係で苦労する可能性があります。進級するには全教科をパスさせなくてはならず、進級するには、なかなか厳しい大学と言えます。しかし、進級していけば、ほぼ国試にパスできるので、いい大学と言えるのではないでしょうか。ちなみに、学部は異なりますが、私的な意見ですが、昭和大学の歯学部は、歯学部の中で最もコスパのよい大学ではないでしょうか?

結局、絶対評価から相対評価に移行していくと、上位に有利で、下位に不利な仕組みが出来てしまうのです。

現在は、国家試験では、225点獲得者は全員合格。ただし大きく難化して、225点を上回るものが少ない場合は、相対評価を行い、一定人数の薬剤師を確保すする(一定人数の条件は非公表)。この場合は、225点以下でも合格者が発生します。第106回からは、新カリキュラムになり、完全相対評価になることが決定しています。

再試・追試を受けるにしても、どうしてもその年に留年すると分かれば、休学するのもある意味、有効ではあるのではないでしょうか?予備校に通うなりして、体制を再度整えればよいのです。

最後に、絶対→相対評価に移行して、どうなったかと言うと、大学入試の偏差値の高い大学ほど有利な状況が生まれつつあるということです。上位、中位、下位と大学偏差値ごとに分けると、上位が独占、中位はスパルタ式に鍛えられ(ここは期待される分厳しくされるでしょう)、下位は留年だらけにして、何とかしてストレートで受験させないようにするのが、大学側の今後の指針でしょう。「上位が有利で、下位を食う」のが相対評価の形だからです。もはや資格試験ではなく、選抜試験になってしまったのです。

偏差値・学費・合格率・就職・入試・教授・推薦・国家試験合格率・偏差値・入試・研究室・キャンパス・既卒/浪人/ポートフォリオ・評判・教員・留年率・オープンキャンパス・特待生・口コミ・公募推薦・終章先・アクセス・病院・薬局・実習・基礎系・国家試験合格ボーダー・足切り・CBT・ドラッグストア・コロナ・ウイルス・医療系・看護学部・歯科衛生士・医師・退学・放校・編入・寄付金・卒業試験・後卒・私立・国公立・調剤薬局・高校・予備校・塾・自習室・オンライン・オンデマンド・ネット・自宅・大手予備校・マッチング・一般教養・東海・関西・関東・名古屋・大阪・東京・横浜・広島・岡山・西岐阜・枚方・摂津富田

「2019年の新学期募集」を2019年の3月2日にHPに出して以来、お問合せのお電話が止まらない状態です。。。(忙しすぎ、私の好きなバー巡りもできない状態です。。。)非常にありがたい(!?)話なのですが、いかんせん、講師の方の空きの時間もかなり詰まってしまい、「正直これほど入塾されるとは思ってもいなかった」、というのが正直な感想です(この3月の最初のたった1週間で、昨年三月入塾者全体のなんと2倍となりました。。。この調子で3月末までもつのでしょうか。。。(もちろん冗談ですが。。。))当予備校で、打ち合わせをして、打開策として、個別面談終了後、入塾申し込みまでの猶予期間が2日を超える場合は、申し訳ないが、入塾のお断りをしようか、という案も出てきました(体験授業終了時に、その場で入塾される方を優先という案です。これでなんとか三月末までやり抜きたいとことです。。。)ある程度の打開策を打たないと、なかなか受け入れ状況が厳しくなってきたのも現実です(余りHPの新着情報で現状の報告をしないで、このブログだけで報告するのもいいかもしれない、と打開策会議で出てきました(新着情報はHPのトップにあるのでより多くの方の目に触れるため)。このブログは見る人しか見ないし、新着情報に出すとより多く来てしまうからという意味です。他の打開策は、電話で、ご自分でなんとかやれる方にはアドバイスのみして、入塾は夏以後にして頂くというものもあります。ただ夏以降も枠があるかどうかは、残念ながらお約束できません)。

しかしお困りの薬学部生の方は全国に多くいますので、当予備校の優秀な講師陣にお願いして、少しでも多く授業を担当して頂くようにお願いしているところです。しかし現在在籍されている生徒さんの授業を確保するために、枠には限りがあります(講師1人につき生徒は基本三人程度)。。。。なんとしても、1人でも多く、優秀な薬剤師になる手助けをしなくてはならないと思っています。

これほど入塾者が増えた理由はなんなのだろうか?と考えてみました。

〇今年から完全相対評価の国試がついに開始!禁忌問題も導入されたこと。
-なんといってもこれでしょう。禁忌問題は以前から厚労省から告知されていたので、驚きはありませんでしたが、今回の国試の方針は、今後難化の方針を色濃く印象付けるものだったこと(臨床問題のいっそうの増加!5年の臨床期間の内容が多く問われるようになりました。5年の実習に行く前に、オリエンテーションをしておくことが、今後の国試合格率を高める秘訣になるかもしれません。国試の過去問だけをやっている受験生を落としたいのでしょう。浪人には大きなハンディです)。来年は完全相対評価になり、二年目になるので、一気に問題の難化が予想されます。生徒さんも不安に感じているのかもしれません(2014年の6年制になり、二年目の国試は80%代から、一気に60%になりました。驚愕の難化でした。ちなみに翌年の2015年のほぼ同じ60%。しかも2015に関しては、補正を出したから、60%でおさまったから良かったものの、出さなかったら、なんと50%代だったという恐ろしい事実を忘れてはいけません!(2016から相対評価への移行。ただし現場が混乱するといけないので、65%合格は維持。そして2019から完全相対評価への移行ついに完了!2020の国試の難化が恐ろしい状態です。制度が変わって二年目ですから。一気に難化する可能性大です。(ちなみに医師国家試験&歯科医師国家試験に禁忌問題は導入されています(した)(歯科医師国家試験は、第111回から禁忌問題が廃止されましたが、皮肉なことに、問題はより難化しました(禁忌が必要なくなったのでしょう)。厚労省は、歯科医師国試の合格率を、現在の65%合格を、ゆくゆくは60%にしたいようです。薬剤師国家試験はそこまでいかないとは思いますが、2014年と2015年と薬剤師国試は60%だったことを考えると、また再来する可能性はあります。歯科医師国試は、10年以上かけて緩やかに65%になり、この10年ほど続いていますが、薬剤師国試の場合、急激に難化させる可能性があるので、恐ろしいですね。とにかく来年の薬剤師国家試験の難化が怖いのは間違いないです!)

-完全相対評価は、中~下位レベルの私立の薬学部に厳しい!はっきり言って、厳しすぎるシステムです!国試の個人の成績が問われます(自己採点時に、65%得点していれば合格がなくなりました。。。)
完全相対評価は、上位に優しく、中~下位に非常に厳しいシステムです(消費税と同じかもしれませんね。)この104回から完全相対評価になり、65%得点すれば、合格はなくなりました。恐ろしいのは、絶対評価の時には、作る側は、ある程度手加減して問題を作るわけです(そりゃそうですよね。上位層が足切りなどで、引っかかれば、就職先からクレーム来ますから)。ところが、完全相対評価になってしまうと、作る側にしたら、「よーし、これからは手加減しないで作らせてもらうぞ!」となるわけです。問題をいくら難化させても、上から合格させればいいわけですから。つまり、「今後、国試の難化には歯止めがきかなくなった」、というのが私の考えです。今までは、国試の作成者は手加減して作っていた、と思われます。これからは手加減しないでしょう(恐らく来年の105回は相当難化するのではないでしょうか?今回は、完全相対評価の一回目。様子見をさせてもらったわけです)。はっきり言って、厚労省は、国公立と上位の私立に合格してもらえば、他は要らないと考えているのではないでしょうか?(現在、薬剤師と就職しないならば(つまり製薬会社ならば)、別に薬剤師国家試験の所有が必要ではありません。つまり製薬会社に国公立はほとんど就職するわけですから、国試はある意味保険的なものに過ぎず、本気で受験していない方も多いのです。もしこれが将来、国公立も、製薬会社に就職する場合は、国試の所有が必要となったとしたら恐ろしいですね。。。そんなことはないと、思いたいですが。。。(国公立で国試も合格して、製薬会社に就職する場合は、その免許を使用しないまま、退職まで行ってしまう可能性があります。本来なら、返還なり、補欠合格繰り上げなり、あるのが本来は妥当と思いますが、実際にはなっていません。よく講師たちと、「将来製薬会社に就職する際に、今は国試の所有は必要ないけど、もし必要になったらどう思う?」「私立は死んでしまいますよ!」)。何が恐ろしいって、国公立の方に本気を出されるぐらい恐ろしいことはありません。私のアドバイスは、「先は何が起こるか分からないから、一年でも早く国試に合格しておきなさい!」です。

-私は、大学病院に就職する場合は、6年制の大学、薬局ならば4年制と分けておけば、何も問題は起こらなかったと思います。しかし、大学制が全て6年制に統一され(4年制は廃止)、国試の問題レベルはトップ層に合わされ(国試は上位層に問題設定されます)、完全相対評価(=合格人数が決まっていて、上位から合格させる方式。さらに禁忌問題も導入!)に今年からなった以上、これから待っているのは、私立薬学部における、今以上の留年だと思います。年々進級が厳しくなる未来しか私には見えません。名古屋地区では、名城大学が最も留年数が高いですが、現実を考えると、最も現実に即していると思います(国試に関しては、金城学院が最もリスキー。金城で単にストレートに進級=国試合格と勘違いしている方が多い印象です(単純にストレートに進級=国試合格が成立するのは、東海地区では、名城大学だけでしょう)。金城は以前は卒試で半分落とし、その後クレームあり、緩和させましたが、今後の国試験の難化を考えると、また復活させ、進級を厳しくするしか手立てはないかもしれません(金城は、他とは違い、進級は大丈夫です、と言って入学を受け入れているのが問題かもしれませんね。残念ながら、大手予備校にも金城の多浪生がたくさんいます(もちろん他大学もいますが)。金城の有機化学ははっきり言って緩すぎます。。。パスしたら、有機の力があると、勘違いするでしょう)(愛知学院は進級が厳しくなっている分、金城よりはよいのではないでしょうか?定期テストも全体的に深い問いを出す印象です(定期テストの薬物作用学&免疫などは、国試より難易度高い(分量も半端ないです)!国試の合格率を上げたいなら、定期テストでも、国試並みの問題を出し、進級を厳しくし、進級できた=国試パスとするべきです(よって卒試で落とすのは減ります)。

〇国試も進級指導も、実績のある優秀な指導者が、他に極端に少ないこと。
-当予備校では、プロ講師が、10人以上在籍しています(厳密に言うと、現在15名)。全て3年以上指導して、実績を出している方ばかりです。平日も土日も授業が出来ます。講師との相性によって、もちろん交代は自由にできます。このあたりが受けているのでしょうか?

〇高い実績のある小集団&個別予備校が、大手以外に非常に少ないこと。
-当予備校は、2014年にホームページをオフィシャルに出しましたが、それ以前から個別の指導をしていました。長年のデータの蓄積(特に進級支援)は他のどの予備校の追随も許さないでしょう。在籍した大学生の方の過去問&予想問題は全て保管しています。閲覧可能です。また最新のデータも同学年の方からお聞きすることも可能です。当予備校に在籍することで、部活に入っていなくて過去問が入手できない、留年などしたため、助けてくれる友人が少なくて、大切な情報が入ってこない、などの不安が完全に解消されます。

〇完全個室個別のシステムが最も効果があるが、そのようなパターンがないこと(個別があっても個室はない)。
-完全なマンツーマン(個室なら集中できるし、いくらでも質問できます)でないと、苦手教科がある場合は、意味がありません(苦手教科がなければ、集団授業でもOKでしょう。)

〇進級&国試合格という意識の高まり(現役有利!浪人生が、過去問だけ解いていて、国試に合格できる時代はもう終わりました。)
-先ほども述べましたが、今の国試は臨床問題が急激に増加しています。5年の実習の内容が問われるようになったということです。つまり国試の合格可能性は、現役の方が、圧倒的に高くなっているということです。当予備校では、多浪の方には、特別カリキュラムでフォローしていますが、明らかに、現役で合格した方が楽です(多浪の方にはそれだけ覚悟してもらい、勉強してもらう必要ありです)。この104回の国試を見ても、臨床問題の増加は決定的に思えます。現場で使える薬剤師が欲しい、という厚労省の意識をひしひしと感じます。浪人すればするほど合格率が下がる。。。これが常態化するのではないでしょうか?なんといっても、せっかく薬学部に入って、卒業したのに、薬剤師国家試験免許を取れない。。。あとはバイトしかない。。。これは悲しすぎます。。。なんとしても避けなくてなりません。当予備校ではそれを避けるべく頑張っています。

〇国試浪人者が増えていること。
-もう2浪、3浪が珍しくなくなりました。

〇進級に関しては、過去問が手に入りにくくなっていること。
-私立においては、特に顕著なのですが、過去問が入手しにくくなっています。再試になると、回るのですが、本試は以前よりも回りにくくなっているようです。一部の方が握っていて、回らないということでしょうか。私立医学部の一次試験のようですね。ギリギリにならないと回らない。当予備校では、過去の在籍された方の大学の過去問は全てストックしています。ご安心下さい。

〇過去問傾向の変更が相次いでいること。
-当予備校では、予想問題で最終的に仕上げます。それを好意的に評価されているということでしょうか?いずれにしても、過去問は絶対に必要だが、それだけでは不十分ということでしょう。

いずれしても、ご報告です。

難易度は102回よりも難、103回よりもやや易といったところでしょうか。
第97回国家試験から新国家試験となり、はや8年経過しました。出題傾向は毎年多くの変化が見られるものの、求められている力が持っている知識をいかに駆使できるかという点は変わっていません。しかし、ここ数年その力を試す問題が増えてきたため、大手予備校も対応するのが年々厳しくなってきているのではないでしょうか。
国家試験を受験される皆さんには、是非この能力を十分に身に着けたうえで臨んでいただきたいと思います。

まず、必須問題です。
例年よりもやや優しい問題が多く目につきました。具体的に言うと80点以上は得点しておきたい難易度でした。今回の国家試験においてこの必須問題を何点得点できているかが合否に関わる受験生が多くいたのではないでしょうか。
この必須問題は基礎事項をいかに理解できているかが問われています。より多くの必須問題を回答できる知識量が、理論・実践問題への対処能力にも大きく関わるので早い段階で知識を整理しておきましょう。

次に理論問題です。
今回の物理・化学・生物は例年よりも難化していました。特に、多くの受験生を悩ませたのは問137~140の複合問題ではないでしょうか。皆さんご存知の通り、ここ最近の国家試験は基礎事項をしっかり理解した上で考えなければならない問題が出題されています。
今回の複合問題も基礎事項を駆使し、問題をよく読めば回答できる問題となっていました。
105回の国家試験を受験される皆さんはこのような問題に対処できるよう、問題演習を十分に積んでいただきたい。
薬理・薬剤・病態・法規は全般的には例年通りといったところでしょう。しかし、薬理・病態の2連続問題が3組出題されているのが例年と異なるところでしょう。問題文の症状・検査値をしっかり判断できる力をつけているかどうかが鍵となると考えられます。

最後に実践問題です。
他の予備校でも評されていますが、他科目の知識を必要とされる問題、グラフから測定値を読み取る問題が出題されています。ここで求められているのは先述したような知識をいかに駆使するかということ。そして他の科目と関連する複合的知識を有しているかということです。
まだ十分に学習できていない学生の方は、各科目が独立した知識のように感じることが多いと思います。しかし、他科目の知識があれば、回答できる問題、理解が深まる知識が多く存在します。学習を重ねていくうえで同じ内容を何度も目に通すことがあると思いますが、その際にはぜひ他の科目との関連性にも着目していただきたい。
また、「~の結果、…ということになった。~~適切な対処はどれか?」、「~~となった。他の職種に提供すべき情報はどれか?」といった実務に即した問題も他数出題された。加えて、ガイドラインベースとなった問題も出題されている。このような問題では通常の学習に加えて実務実習で得た知識・経験が重要となってきます。既に実習を終えた5年生以上の方は今一度実務実習の内容を復習することを、また今後実習を控えた4年生の方は意欲的な気持ちで実務実習に臨むことをお勧めします。

以上を総括すると、例年通り必須問題は80点以上取ることを目標としましょう。
理論問題については、暗記事項はもちろん、そこで得た知識をいかに駆使するかという考える力を身に着けるため問題演習を十分に積んでおきたいところです。
実践問題は、前述の考える力に加え、他の科目との関連を意識した学習をしていただきたい。また、実務実習の内容も復習(未修者は意欲的に取り組む)しておくことが重要となってきます。6年次での勉強においては、青本や要点集だけでなく、添付文書やガイドライン等を早い段階からきちんと読み込みましょう。

そしてどんな問題であれ、”薬”が問題の中心であり、薬理ほど重要な科目はありません。少しでも多くの薬を知り、その扱い方を学び、臨床上の役割をおさえてください。

第104回の国試は、相対評価になって4回目の試験。今回の予想平均点は245点と高いため、例年のボーダー225点よりも高い点数を取っていないと、合格できないかもしれません。

平成30年8月に厚労省が公表した新薬剤師国家試験で、例年の「全範囲の配点65%以上」の基準がなくなっていました。完全に相対評価となり、平均点が上がれば、ボーダーも上がる。よって今年は225点で合格は厳しいかも?ですね。あくまでも私見に基づく予想です。