この春休みより長期休みに定期的に開催する予定の集中対策セミナーに、予想より多くの方のお申込みが来ています。
現在塾に通われている方&親御さん&大学の先生方にもご紹介頂いていますが、親御さんが薬剤師の場合、薬局の経営者の方に紹介頂き、入塾するケースも増えています。現在新規で入塾された方々は、さらにできるようになりたい、前期で留年が決まってしまった、このままだとストレートで進級できると思えないから入塾した人たちなど多様です。今後再試の結果が出そろうと、最後に入塾のラッシュになると思われますので、ご希望の方はお早目にお願いします。たくさんの入塾された方々への感謝とともに、今後も少しでもご期待に添えるように頑張ります。翌学期の重要な教科の対策を集中的に長期休みにしておくことにより、留年する可能性はぐっと減り、4月からの大学のスタートが、気持ちにゆとりをもって切れるようになります(長期休みに翌学期の主要教科の内容を片付けておくのがストレートに進級する秘訣です。まさに早い準備は、確実な果実を得るということです。春休み集中対策セミナーも締め切りまじかになりましたが、まだご希望の方は、お電話にて承っています(予約制です)。説明&体験授業を受けて、お帰り頂けます。人数になり次第締め切ります。
カテゴリー: 反応機構
春休み集中個別セミナー実施のお知らせ(名古屋・大阪校)金城学院大学新3年の方で薬理が苦手な方は要注意!
新着情報に、詳しい内容を書いておきました。なぜ留年するの、なぜ留年を繰り返すのかと言うと、「学校が始まったら、まあぼちぼち勉強開始すればいいいだろう」とてきとうに考えているからです。学校が始まったら、やらなくてはいけない教科は大量にあるため、大量にあるため、対処できなくなり、「まあいいや、再試で受かれば」と次に考え、たくさん本試で落としてしまい、再試でも科目が多いため、大量に落として、留年してしまうという図式です(進級しても、再履修科目を抱え込んでいる)。仮に進級しても、専門教科とバッティングしてしまい、前期で留年が決定というようなパターンです。つまり、「長期休みにまとめて、次の学期の内容をまとめてやっておく」のが唯一の対処法と思われます。何事も、大変で大量にあるものは、先にこなしておく必要があるということですね。
留年しないで確実に進級するというのは、例えると、借金返済ゲームです。「住宅ローン返済」と同じと考えてもいいかもしれません。住宅を購入する時、現在では多くの方は、長期のローンを組みます。銀行は返済計画を作って、指定してきます。35年、毎月~返済、変動制なら、ボーナス時にはいくら返済という具合です。これに遅れずに確実に返済できる=信用なのです。ある程度まで確実に確実に返せているなら、途中でさらに銀行に借り入れを申し込んでも、担保がしっかりしているなら、貸してくれるでしょう。大学も6年で~と単位が決まっています。一度に返済は無理なので、各学年毎に単位を分割します。生徒はテストを確実に通り、単位を獲得していくのです。もし単位が獲得できないとしたら、デフォルトしてしまいます。世の中はお金が中心に回っていますが、受験~大学は成績=お金です。単位=お金なのですね。勉強ができる方はおいしい思いができる図式です。ぜひ、「おいしい」思いができるように、大学の勉強の仕方、基礎学力をつけて欲しいと思います。予備校は、その強力なサポートができます。
(各科目の内容の説明)
・有機化学…実は、ⅡⅢⅣは、Ⅰの反応機構の繰り返しをしているに過ぎません。Ⅰをしっかりとやってないと、ⅡⅢⅣの反応機構に苦戦する可能性があります(今現在、留年していなくても、実は有機化学Ⅰがよく分かっていないのに、ⅡⅢは定期テストで範囲がまだ狭いので、辛うじて暗記で乗り切っている可能性があります(特に金城学院大学)。このままではCBT、卒試&国試のいずれかで落ちるでしょう。最悪なケースとして、薬剤師になることができないかもしれません。個別面談&体験授業で学力ウンセリングを行っています。早急の対策をお勧めします)。
・薬理…ⅡⅢの背景に、薬理Ⅰの作用機序があるので、薬理Ⅰで苦戦した方は、他の薬の作用機序も理解できなくなる可能性があります。薬理Ⅰは最重要です。 余談ですが、金城学院大学の新三年の方で、二年の時に薬理で苦労した方は要注意です。2年の時の薬理の範囲は、シラバスでは極めて少ないものでした。3年では、薬理は二科目になり、同時並行で進んでゆきます。一科目当たりの範囲は、二年の時の約三倍になります!しかし授業コマ数は以前と同じです。つまり二年の時とは比較にならない速度&分量で薬理の授業が進んでゆくことが予想されます(当然テスト範囲も膨大!多くの方はシラバスを読んでいません)。二年の時に薬理で苦労した方は、三年で大ダメージを与えられる前に、ぜひ春休みのうちに、対策しておくことをお勧めします。
・薬物動態学…今までやったことがない内容、考え方を学ぶために、対応できずに苦戦する方が多い印象です。計算式が大量に出てきますが、公式を全て丸暗記する必要はありません。なぜなら、公式を覚えなくても、常識で答えられるものも多いからです(多くの私立大学では全ての公式を暗記させている印象です)。
・免疫…一度に全範囲を学ぶことが多いため、知識も膨大になってしまう傾向があります。CBTも国試もかなり出題されるため隠れた要注意科目です。有機などとは異なり、知識がⅠ、Ⅱ、Ⅲ~ というように、分類化されていないため、「固まり」としての知識を覚えないといけません。そのため普段対策しないで、テスト前に一気に覚えようとする方が後を絶ちません(→その結果大量の再試者発生。)当予備校では、免疫に関しては、覚える勉強を普段から習慣化させます。テスト前に余裕を持ってのぞむことができます。
有機化学の反応機構について
某大学の薬学部の生徒さんを指導している講師たちからよく言われることですが、有機化学の反応機構が書けない方が多い印象です。これは2、3年の授業で指導がされているはずですが、書けない方が多いということは、そこまで大学で求められていないからでは?と思われます。有機化化学の進級基準が甘いため、本当はできていなくても、進級できてしまうという図式ではないか、と思われます。 反応機構が理解できないと、CBTや国試において、大きなハンディを負います。
〇有機化学が全く理解できなくなる→有機化学が、ネックで国試に落ちてしまう人が多い。CBTや国試で点数を取るには、ただの丸暗記ではなく、有機反応が、「分かる」「書ける」必要がある。
〇万一国試浪人してしまった場合に、反応機構が書けないと、大手予備校では、個々に指導はできないため、勉強が単なる暗記になってしまい、何回も国試浪人を繰り返す可能性あり。 やはり反応機構を中心に学ぶ有機化学ⅠやⅡは、2、3年の定期テストの時に、「分かる」「書ける」レベルまで鍛えておくべきでしょう。定期テストを単なる過去問の暗記で済ませないようにすべきだと思います。
この反応機構が弱いのは、その大学だけでなく、多くの私立薬学部にも共通していることです。私立大学の多くでは、2、3年の時に、「理解するより、覚えなさい」、という指導がされることが多いようです。それが証拠に、定期テスト反応機構の記述が求められるのは、名古屋市立などでは厳しく問われますが、私立薬学部では、あまり行われていないようです。「国試やCBTでは、選択問題で問われているから、定期テストも記述は必要なく、ただ暗記すればよい」というような表層的な考えが私立大学側にあるかもしれません(あとは生徒数が多いため、採点が大変という現実的な理由があるのは間違いないです)が、それでは応用問題が増加している現在の国試に確実に合格するのは厳しいのかもしれません。定期テストの学習の仕方を単なる暗記から、脱出する時期が来ているのかもしれません。