実践問題の傾向は、昨年度国家試験と同様に、実践的かつ深い知識を問う問題でした。ただ1つの症例に関して問1の答えを用いて問2、3を解く問題は少なかったので、例年より得点を重ねやすかったように思います。またコロナウイルス関連の知識で、パルスオキシメーターが出題されたことも今年の試験の特徴だったように思います。日々の勉強や病院等での実習での経験を通して知識の習得、またそれらの知識を応用して実践的な問題に取り組んでいくことが必要です。実務予想平均得点率は65~75%であり、昨年と比較すると、難易度は変わらないように思います。
国試全体の難易度としては例年通りかやや難化だと予想しています。