どの大学にも、対策の難しい科目が必ずあります。問題は、生徒はその学期のシラバスしか読まないため、先で、その対策の科目が難しい科目が出てきたときに、もし以前落としている科目があると、時間がなくなり、落としてしまい、留年する可能性があるということ。当予備校では、そのようなことがないように、講師がその学期だけでなく、2~5年先の教科の流れも示して、最初にオリエンテーションをします。やはり結論は、「借金は期日に必ず返しなさい」です。軽い気持ちで落胆して進級すると、先で痛い目を見ますよ、ということです。こう考えると、予備校に入る時期は低学年の方がよいのかもしれません。
東海地方の大学に絞り、簡単にまとめてみると。。。
〇名城大学(2年)・・・生化学→覚えないといけない反応がとにかく膨大。生命反応を全て丸暗記で聞いてくる。試験当日、白紙の空欄をひたすら埋めていく作業になる。
〇金城学院大学(3年)・・・薬理Ⅱ・Ⅲ→薬理Ⅱは1年の時の教授と同じだから、暗記すれば大丈夫。しかし薬理Ⅲは、違う先生で、考察問題となる。「どのような病気で、その薬になったか」というストーリーを理解していないと難しい。当然記述。オーソドックスな問題だが、苦労するかもしれない。
〇愛知学院(2年)・・・細胞生物学→普通に難しい。大学院の内容レベル。情報が非常に多い&濃い。
〇愛知学院(3年)・・・薬理の対策が大変。もし2年後期の薬理も落としていて、3年で再び履修するとしたら、3年の前期には2教科薬理があるため、
3年前期には、合計3教科も薬理を対策しなくてはならないはめになる。3教科のうち、2教科を同じ先生が担当しているが、残り1教科も
傾向が似ていて、まんべんなく聞いてくる出題。範囲も膨大。当然、対策するにも、時間が足りなくて、3教科全部には手が回らなくなる可能性が出てくる。やはり2年後期の薬理はパスしておきたい。