名古屋市立大学(薬学部)は全国的にも非常に優秀な大学です。現在の薬剤師国家試験の合格率も90%を切っていません。しかし名市は基本放任主義で、
研究に力を注いでいます(よく教授たちは「国試は自分たちでやりなさい。それより研究して、大学院に行きなさい。」とおっしゃっていたそうです。)
しかし来年の国試から新カリキュラムになります。そしてあの名市でも、今年から国試対策の授業が必修になりました(薬学演習)(2単位)。11月の中旬から12月の中旬まで)。以前は閃絡科目でした。今年から必修になり、科目毎に名市の先生が全科目を集中的に指導する形態です。
大手の集中授業が、名市では夏頃に実施されています。しかし大学が必修科目として、国試対策を集中的に行うのは初めてです。驚きですね!あの放任主義の大学でも国試験対策を必修科目にするとは。。。考えてみれば、今や多くの国公立でも国試に本腰を入れるようになりました。名市でも、今の6年の学年が、CBTを受験した時、1人不合格者が出たそうです(名市の歴史上前例なし。)きっと驚きだったでしょう。
しかし今回、名市に「薬学演習」という名称で、集中的に、必修科目にするのを決意させたのは、やはり来年から新カリキュラムになるからではないでしょうか?大学関係者には、当然情報が入っているのですから、激しく難化するということでしょう。名市も本腰を入れなければ、今の90%を切れない合格率を維持出来ないと判断したのでしょう。
翌年の国試が怖いですね。2年目は激しく難化しますから。今年の6年の方、今年受からないと、再来年は地獄を見るかもしれませんよ。今6年の方は、なんとしても今年合格しましょう。
今年は、私立の卒業試験で落とされる方が増えそうですね。例えば横浜薬科では、以前半数ほど卒業試験で落とされました。ライバルの湘南医療大学が、2020年の4月募集開始が、2021年の4月に延期になりました。ということは、今年横浜薬科では、新カリになる上に、湘南医療大学の募集がいよいよ始まるわけで。。。今年は半分以上卒業試験で落とされる可能性あり?ですね。あくまで私見ですが。。。