愛知学院の定期テストは、国試並みに難しいです、
1年の後期試験の有機化学では、「求核置換反応」が最も難しいものでしょう。アルカンとハロゲン分子の混合物に熱や紫外線を与えることによってラジカル連鎖反応が開始し、ハロアルカンが生成します。ハロアルカン(基質)と求核剤の反応様式は、SN1反応、SN2反応、E1反応、E2反応 など様々です。SN1 反応の「 S N 」とは Nucleophilic (求核)、Substitution (置換)の略で、求核剤が基質を求核攻撃し、脱離基が外れることで結果として置換反応 が起こるものです。はっきり言って、ほとんどの愛知学院の1年の方は理解ができないのでは、と思われます。名古屋市立大学1年でもやらないような、深い理解を、愛知学院は定期テストで求めています。
この分野の反応の仕方を理解出来たら、その段階で、その分野なら国試も解けるレベルです。定期テストで、国試レヴェルを問うている感じですね。
愛知学院1年のほとんどの科目は、過去問が回収されてしまうのですが、有機化学は、先生が過去問を試験前に配布してくれます。しかし配布してくれるということは、試験が対策をちゃんとしないと、厳しいということです。。例年90人/150人程度が本試で落ちています。再試でなんとか調整していますが、今後留年生の数を増やしていく可能性はありますね。
アイファでは、在籍する1年の方、友人の方々から過去問(1年は復元問題が多い)を毎年収集しています。過去問なしに学習していても、難しい内容のため、不安になって仕方ないでしょう。学院1年のほうが、2年よりも過去問の入手が難しいのが、現実です。1年で落としても、持ち越しできれば大丈夫という方もいらっしゃいますが、安易な気持ちで2年に持ち越しをしてしまうと、2年前期で留年決定になりかねません。