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新カリキュラムは1,2年で定期試験の傾向が大きく変わっているのは当然ですが、本年度から、3年生でも大きく変わってきています。驚きですね。3年だと、半分ほどの教科の傾向が変わってきています。保護者のリクエストで定期試験のオンライン化は、昨年より実施されるようになったわけですが、本当に余計なことをしてくれました。過去問はこっそりと入手するから、教授たちも傾向を変える必要がなく、生徒も美味しい思いができたわけですが、大阪薬科では、それが通用しなくなってきています。今年の1、2年の留年数はまた過去最高になるかもしれませんね。

以下に、後期の本試で傾向がどう変わったか、列挙してみます。

薬理学3・・・今までは、記述問題でしたが、本年度は予告なしにマーク式問題となりました。記述問題では、文章量が多いですが、それをマル覚えすれば合格できます。しかし、マーク式になったので、授業内容を、幅広く復習する必要が出てきました。

病態生化学・・・今までは、過去問通りで、ほとんど本試験で合格していました。今年はやや記述問題が多くなり、且つ過去問に出題されていない範囲を多めに出していたので、合格率は低くなりました。合格率7割程度。

免疫学・・・特にこれといって変更はありません。例年通り難しいですね。合格率3割程度。

製剤学・・・記述問題+選択問題の問題構成です。過去問を捻った問題で、非常に難化。しかし合格ラインが下がったので、合格率は高め。

医薬品情報学&統計学・・・代表的な医薬品情報機関(PMDA)などしか、昨年は問われませんでしたが、今年は重箱の隅をつつくような問題が多かった印象です。統計に関しても難化。

有機化学3→3年生(持ち越しの受験者)、2年生ともに合格率は低めです。反応機構の問題では、板書に書いた通り書かないと、ほとんど点を貰えません。教科書しか見ていない人は例外なく、落とされます。合格率3割程度。

薬物治療薬・・・過去問と傾向が変わりました。過去問しか見ていない方は例外なく落ちています。