今年から、愛知学院1年は前倒しカリキュラムになり、従来の2年の専門教科が下りてきています。誰がどう見ても、2年生のカリキュラムが重すぎるので、緩和するためにそうしたのでは?と思われます。しかし今年はコロナのため、前期は完全オンライン授業に。。。前期は本当に厳しい環境でした。今年愛知学院1年の入塾が急に増えた理由も分かります。しかし愛知学院は後期に重い科目が目白押し。。。前期で落とした人は、留年の可能性あります。特に今年の1年は、前倒しになっているため、例年よりも竜年数が増えるはずです。1年としては、過去最高の留年数になるのではないでしょうか?
1年は、今年から、木&金曜日に、楠本キャンパスに、前倒しされた専門科目を受講しに行っています。今までの2年生の春学期の4教科が、1年生で履修することになっています((前期)生理学+薬用植物学、(後期)薬品物理学Ⅰ、細胞生物学)。
※「薬の歴史」は、「薬品植物学」として変更されました。
(昨年の1年のカリキュラム)
(金曜日)
〇薬の歴史
〇薬学概論(春学期)
〇基礎有機化学
〇生命と医の倫理(秋学期)
(今年の1年生)=前倒し開始の学年
(木曜日)
〇薬用植物(春学期)
〇薬品物理化学Ⅰ(秋学期)
(金曜日)
〇解剖学、〇生理学、〇薬学概論(春学期)
〇細胞生物学、〇基礎有機化学、〇生命と医の倫理(秋学期)
2年から降りてきた科目の試験に絞って話をしますと、前期に「生理学」と「薬用植物学」の2教科が実施されました。驚くべきことに、生理学の試験に関しては、1年生の追試の人数が非常に多かったのです。60人程/150人弱でした。
「薬用植物学」に関して述べてみたいと思います。
1年生の前期で、「薬用植物学」が実施されました。しっかり試験もありました。歴史と漢方薬の名前と作用、確認試験の方法など、先生も1年生では、少し難しいので。。。と話されながらの授業だったようです。この「薬用植物学」は。今の2年が1年の時には実施されませんでした。試験自体は簡単でしたが、前半の歴史のレポートが大変でした。15人再試を9月に受けています(今年の2年生の再試の多さは怖いですね。2年の酵素学の獅子受験者はは63人、分子生物学は43人です。やはり酵素学の再試受験者は多いですね。酵素の先生と後期の代謝の先生は同じ先生で、しかも傾向を毎回変えてくる先生なので、今1年の人は2年になったら、前期の酵素、後期の代謝には気をつけましょう。)
試験はプリントのままの表で出されたようなレベルだったようです。女子は得意なタイプの試験だったのではないでしょうか?
大阪薬科大学のカリキュラム変更とある意味似ていますね。しかし大阪薬科の方が大変な変更です。学院は前期に「薬用植物学」があり、生徒に対する配慮が大阪薬科よりあったように思います。大阪薬科は、「留年させよう」という意思を感じさせる前倒しカリキュラムでした。
大阪薬科の場合、この「薬用植物学」は1年の後期に実施されます。後期には「物理化学」があり、例年この教科だけで、膨大な暗記を強いられるのに、これに加えて、例年2年&3年で1年がかりで実施されていた「薬用植物学」が、1年の後期にギュッと詰め込まれる形になり、大阪薬科の1年は半端ない暗記に苦しんでいます。しかも「薬用植物学」のレベルは上の学年でやっていたままです。それを一年後期で実施。。。実際、今の大阪薬科の1年で「薬用植物学」を落単する生徒は非常に多く、留年する生徒は、ほとんどこの「薬用植物学」を落単しています。大阪薬科の1年のカリキュラム前倒しは、ブログにすでに掲載されています。ご覧下さい→((大阪薬科大学)大阪薬科大学の激しすぎるカリキュラム変更!薬学部の闇!)で検索してみて下さい。
愛知学院1年に話を戻します。確かに2年のカリキュラムが重すぎるので、そうしたのは分かりますが、オンラインでの生理学と、2年生と同じ試験は、厳しかったと思われます。単位も+4の10単位になりました。秋学期は、薬品物理学と細胞生物学が前倒しで、2年生単位は-4単位となりました。しかし変な教養科目を課されるようです。