名城大学1年の方で、先月から多くの方が入塾されました。
本試の発表が、2月3日なので、確実に落ちている基礎有機化学を中心に、再試対策を実施しています。結果が発表されたら、それ以外の科目も対応してゆきます。
(名城1年生が、よく落とす科目の一覧(・・・は苦手な分野))
(前期)
・化学系
・機能形態学
・物理
(後期)
・基礎有機化学・・・求核置換反応
・生化学・・・酵素、タンパク質
・機能形態学・・・諸神経
・物理化学・・・エントロピー応用
など
名城大学は、他の大学とは、どうカリキュラムが違うのか?と、よく聞かれます。
一言で言うと、
1年から、徹底的に専門科目をやらせます。1年から容赦なく落とします
機能形態、生化学、有機化学、物理化学の導入部は、国公立では、1年生の講義です。ですが、基本的に、国公立では、1年生は、一般教養がメインです。ですが、名城大学の場合、1年のうちから、かなり深く勉強させています(他の私大もその傾向ありますが、1年の専門度合いでは、愛知学院もやばいレヴェルですね。学院では、なんと定期試験で国試の問題を出題する教科もあります)。早くからこれからの薬理学や薬剤学などの勉強の基礎となる知識を身につけなくてはならず、かなり厳しいカリキュラムです(国公立から見たら、信じられないでしょうけどね。)
やはり、1年からしっかりと積み上げることが、無事に進級→国試合格するには、必要ではないか?と思います。その意味では、国試が相対評価になり、年々難化する中、積み上げのない方が(ある方は問題ないですが)2年から予備校に来るのは、遅いのかもしれません。 この2月の国試が旧カリキュラムの最後、来年から新カリキュラム。。。相対評価は昨年から始まり、この2月の国試が、相対評価の2年目。。。厳しい流れですね。今年卒試落ちた人は、受難開始というところでしょうか。相対評価になるということは、合格枠が決まって、上位から合格になるということです。自分の得点が問われるのであって、勉強のできない人が頑張ったからといって、よりできる人が、容易にそれ以上できるようになったら、合格枠を取られてしまうます。合格点だって、以前のように、トータルで65%得点できたからといって、合格の保証はありません。上位者が頑張って、平均点を引き上げたら終わりです。その意味で、「相対評価=合格枠が出来て、成績上位者から合格となるシステム」と考えると、偏差値35の最低ランクの大学など、どうやったら合格できる保証があるのでしょう?上位10%以内に入っていても、危ういかもしれませんよ。
相対評価の恐ろしさを理解していない方が多いように思います。
名城はそのあたりをよく分かっているのでしょう。