(1)大阪医科薬科大学の卒業試験とは?
・大薬の卒業試験は難しいです。今までの定期試験を難なくクリアしてきた人たちでも卒業試験では落ちる可能性が高いです。
実際に、今回の本試験では311人のうち、約半数の計150人のみが合格して、再試兼を得て、無事合格したのは、計237人で、合格率は約75%となりました。4人に1人は卒業出来ないという事実があります。
卒業試験は、大学が独自に実施している試験です。この試験に合格出来なけれb、卒業出来ません。
また薬剤師国家試験の受験資格も得られないため、薬学部6年生にとっては、国家試験前に受ける試験の中で、最も大切な試験と言っても過言ではありません。
(2)定期試験との違い
・定期試験との違いは、範囲の広さです。定期試験は前期、後期に分かれており、半期分が試験範囲になりますが、卒業試験の場合は、国家試験の範囲とほぼ同じです。これまでの6年間で学んできたことの集大成となる試験です。確実に合格するには、しっかりとした対策を行う必要があります。
(3)卒業試験問題の難易度と傾向
・難易度は、国試とほぼ同じくらいです。ただし、卒業試験は時期が国家試験の日程よりも二か月程前
前に実施されるため、試験範囲全てを網羅出来ていない学生が多く、本試験で合格出来ない学生が過半数います・
また傾向としては、どの科目が易しい、難しいなどはなく、全て国家試験レヴェルです。どの科目も満遍なく学習する必要があります。卒業試験の過去問や国家試験の過去問、大手予備校から出ている過去問参考書などから同じ問題が出題されることもありますが、しっかりとした理解がなければ問題を解くことは難しいと思います。
續く