〇京都薬科大学 ソロモンの有機化学という教科書を用いて授業を行っています。京薬で特徴的なのはより応用的な問題を取り組むという点です。多くの大学では基本的な反応と分子量の低い化合物も用いた反応機構を解きますが、京薬は実際の高分子の薬物化合物を用いて反応を考えます。より実践的な問題が多いので京都薬科の中でも最も落単者が多い科目として知られています。
〇大阪薬科大学 ソロモンの有機化学を用いて授業を実施しています。
他大学と比べ早過ぎず遅すぎずの進度で授業は進み、内容も教科書レベルです。しかし定期テストでは毎年有機3.4は6割以上の人が落ちます。特に去年の有機4は8割以上の人が定期テストに落ち、半分以上が再試でも落ちて単位を落としています。何故でしょうか?アイファ大阪で分析した結果、採点がかなり厳しいことが判明しました。特に反応機構です。1問8~10点もつく割には部分点の基準も厳しいため総得点が伸びない結果となっています。
〇兵庫医療大学 教授の作った特製テキストで授業しておられます。内容のレベルとしてはかなり低いです。有機化学1~4でおそらく全ての必要な反応を網羅出来ているとは思いません。定期テストに受かってもCBT、国試で苦労するのが関の山でしょう。
〇同志社女子大学 教科書はブルースの有機化学という教科書を使っています。多くの大学で扱うソロモンの教科書よりも分厚い分、原理について詳しく説明してくれています。そのような事情もあり同志社女子大の定期テストは原理を理解していないと単位は取れないようになっています。
〇武庫川女子大学 1番えげつないのがこの大学です。去年は再試受験者の殆どが落単しました。理由としては過去問には出ていない反応機構メインのテストとなった事が要因だとアイファ大阪では分析しています。また範囲がかなり広く、例えばソロモンの有機化学下巻を半年で終わらせるというハイスピードです。(ここまで早いのはこの大学位ですね…)
以上の大学の共通点はなんでしょうか?やはり有機化学が最も難しい教科であるという点です。
過去問マル覚え、反応機構の書き方が分からない学生は要注意です。一生、有機化学の単位は取れないと思ってください。私の知っている限りでは留年している人は100%有機の単位を落としています。
アイファ大阪では有機化学の原理(反応機構、酸性度)の話から学んでいきます。その知識は他の教科でも必ず役に立つでしょう。お悩みの方は電話にて、どうぞ。