毎年アイファの生徒さんを見ていて感じるのですが、「成績優秀な生徒ほど、定期的に、個別授業を取る傾向」があります。
今アイファの成績は非常に優秀になってきていて、中には特待生の方もいらっしゃいます。今では、ほぼ全ての人が、無事に進級&CBT&卒業試験&国試に合格しています。
アイファの個別授業は、生徒さんのリクエストに応える形態なので、決まった授業数などがないのですが、成績のよい学生さんをみていると、最初に講師たちと行ったオリエンテーションを忠実にこなし、本当に勧められた回数の授業を受け、さらに自習室を使ったりして、定期的に学習をする習慣があるということが分かっています。
薬剤師国家試験のような、年々難化する国家試験の場合、大体自分が受験する時の国家試験がどうなるのかが、想像できるようになっています。
例えば今新5年で、このままだと、来年は新カリキュラムになるので、自分が国家試験を受けるときには、芯カリキュラムの2年目だな、という具合にです。新カリキュラムになるということは、レベルアップして、臨床問題=融合問題が増え、さらに2年目ということは、急激に難易度が上がるということが、大体予想できるわけです。
新設の薬学部が出来て、15年程度経ちましたが、新設を認めたため、以前のような85%程度の合格率のままだと飽和するということで、2014年の薬剤師国家試験から、つまり6年制に完全移行して、2年目の国家試験から、急激に難易度が上がり、新卒&既卒合わせて平均60%の合格率になり、厚労省の本音は合格率60%なんだということが、明らかになりました。その後、相対評価に移行しましたが、現在でも新設の薬学部が増えていることを考えると、合格率は、い今我々が思っているものよりも、低くなるかもしれません。
今、コロナで、どの学校もスタートが遅れていますが、これは「後ろにしわ寄せが行っている」と考えるべきです。薬学部のような国家試験がある学部の場合、内容量を減らすことができないためです。
今のような、まだ本格的に学校がスタートしていない時に、4月から個別授業を受けているような人は、他の人に対して、大きなアドバンテージを得ています。
私の思うに、大学入学後の学習は、「情報戦」であり、「学校が始まったら、開始し、テスト前には、もうほぼ終わっているので、充電しているぐらいがちょうどよい」と思います。人が休んでいる時に、「どれだけ蓄えを作っておき、本格的な追い込みになった時に、だれだけ蓄えを作っておき、精神的に自分に余裕を与えることができるか」が、成績が良い人と、悪い人の違いになると思います。つまり成績がいい、悪いの違いは、「本人のモチベーション」+「環境獲得」+「計画性」+「自発性」にあると言えるでしょう。
勉強のできる生徒は、「最初にオリエンテーションさせしっかりやっておけば、普段ある程度管理しておけば、他っておいても、学習する」生徒だなと思います。ぜひこの時期に蓄えをしっかりと作り、今後の余裕なスタンスを作って欲しいと思います。