昨年の大阪薬科大学の国試の合格率は、約76%でした。前年度は約85%でしたから、なんと約10%近くもダウンしてしまったわけです。
今の大阪薬科の2年から下は、スパルタカリキュラムになってしまいました。これも国試の合格率の大きな低下に歯止めをかけたいという思いがあったのでしょう。
大阪薬科大学は、2020年の夏ごろに、大阪医科大学と合体して、「大阪医科薬科大学」となります。大阪医科大学は高槻、大阪薬科大学は摂津富田にあるのですが、経営法人が一緒で、今回このように一緒になるように決まったようです。なお大阪医科大学は実は赤字経営、大阪薬科はチョイ黒字経営ですが、合体することにより、赤字になるようです。しかし医学部を有しているということで、今まで以上に生徒を集客できると見込んでいるのでしょう(例えば薬学部でもトップレベルの成績ならば、医学部に編入できるとすれば、より多くの薬学部生を集めることができるでしょう。)
大阪薬科大学も、よりレベルの高い生徒を、数多く集客して、より厳しく鍛えるという方針に切り替えたようです。その流れは正しいと思います。