大阪薬科は、今の1、2年と新カリキュラムになっています。当然2年が最も進級が厳しい学年になります。
しかし大阪薬科が新カリキュラムになって、始めた変更点はえげつないものがあります。
確かに旧カリキュラムでは全教科をパスしないと進級できなかったのが、5教科までは、持ち越しはできるようになりましたが、変更点がえげつなすぎ、とても対応できないと思われます。
〇本試で30点以下は、再試を受けれない・・・これが最も厳しい変更点でしょう。これは上の学年までは、つまり旧カリキュラムでは、0点でも再試を受けることができたわけです。それが2年から、30点以下だと再試を受けることができない。。。もし本試で30点を得点できるならば、再試では確実に受かるわけです。特に後期は試験を挟んで、成人式があるので、上の学年までは、0点で再試を受けることができました。それがこの2年から不可能になりました。どうするのでしょう?
〇授業出席の代筆は不可能になった・・・出席も特別スタッフが1人1人学生証をチェックして回るようになった。もう代筆などは使えなくなった。5回欠席すると試験を受けれない。これで結構、落単する生徒が増えている。代筆自体は、もちろんよくないことですが、教科数は多すぎるため、本当にまともに全ての授業に出ていたら、間違いなくパンクします。しかしもうごまかせません。
〇定期試験の過去問がオンラインで出るようになったため、教授たちは、傾向を変えなくてはならなくなった・・・保護者の方からのリクエストで、こうなったそうですが、本当に愚かなことをしてくれました。オンラインで公になると、問題を作り変えなくてならなくなります。教授たちは、本来は問題傾向を大きく変えたくありません(教授には、研究が本業であり、教えるのは義務だからです。)過去問は、裏で取引している分には、教授たちは知らないふりをして、そう傾向が変わらない問題を出せたわけです。教授たちは、研究が忙しい中、オンラインで公になったので、仕方なく、問題傾向を変えなくならなくてはなりました。彼らは、間違いなくイラついています。そうすると、本質をより問うような問題傾向にしてくる可能性が大です。オンライン公開で唯一いいのは、過去問の解答を教授が出すようになったことぐらいでしょう。3年から上の学年には助かりますね。さらに現在(2019.10月)のオンラインには、1年分しか掲載されていません。しかも全ての教科ではありません。たった1年では、過去問としての意味を成しません。さらに傾向を変えられるとしたら、踏んだり蹴ったいですね。
〇今の1,2年はオンライン公開で公にされてしまったため、自分が受ける試験の問題の傾向が変えられていくため、実質、過去問なしで試験対策しなくてならないのと同じ+記述問題増加の可能性大・・・教授たちは、オンラインの定期試験の公開で、問題をわざわざ作り変えなくてはならなくなり、いらついていますから当然問題の傾向は変えられてゆくでしょう。現状でも記述問題は多いのですが、さらに増えてゆくでしょう。なぜなら記述問題の方が、記号問題を作成するより、問題を作りやすいからです。しかし解く側にはたまったものではありません。オンラインで公開されている過去問だけ解けるようにしても、何の役にもたたないでしょう。実際に試験を受けてみたら、傾向が大きく変わり、記述問題だらけになったのを見た時に、学力の低い学生たちは泣きそうになるでしょう。
〇1年後期の薬用天然植物学が、1年後期に凝縮され、それを持ち越すと、後が地獄に。。。・・・旧カリキュラムでは、Ⅰが2年後期、Ⅱが3年前期にあった。それが、1科目になり(=範囲が膨大に多くなり)、1年後期に実施されることになった!(1年かけて行われていたものが、半年でしかも1年の後期にギューギューに詰め込まれることになった。)
〇2年には、有機化学Ⅲ&分子細胞生物学などの対策が厳しい科目が目白押し・・・膨大な暗記量を必要とされます。
〇授業進度は、今の2年の方が、3年よりも、前倒しのため、比較にならないほど速い・・・今の3年生が履修している病態生化学も、なんと2年生の後期で同時に行われています。
〇2年後期には、漢方生薬実習の後に厳しい鑑定テストあり・・・落として、持ち越すと、進級が危ぶまれるテストです。
もう地雷だらけです。正直今の3年は、「下の学年にいなくてよかった。。。何が何でも留年してはいけない!」と思っていることでしょう。結局、人生はタイミング。タイミングが悪かった。たった1年の違いで、「そんなバカな。。。」ですね。