アイファ大阪では、神戸薬科大学の多くの方に、専門の講師による、統計の個別指導(統計1(2年次))を実施しています。
公開されている神戸薬科大学の2年次の統計学1のシラバスを参照しますと、確率分布、中心極限定理、統計的推定、検定論、t検定、検出力といった推理統計学の標準事項を網羅しており、しっかりとした内容です。学ぶべき内容は多いと考えられます。
統計学、特に仮設検定などでは、高校までの数学では学ばない独特の考え方が必要です。一方で、大学1年生で学ぶような解析学(テイラー展開、特殊関数、重積分など)も必要であり、高校までの数学の成績が優れていても、統計学は学ぶのが難しいといえます。
特に初学者がつまずきやすいポイントは、標本統計量の性質や検定、区間推定の考え方だと思います。これらは具体的なイメージを持つこと、すなわち実際に数値例を追っていくことで理解が進みます。また、統計学のうち確率分布や検定論を公式の暗記で突破しようという学生もいると思います、ある程度の暗記は必要なのですが、数学的な理論づけをしっかりすれば暗記量を減らすことができます。講義では以上のことを大切にしています。