毎年、アイファには同志社女子の方が多く入塾されています。以前は京都から名古屋校に通塾されたり、オンラインされていましたが、今では大阪校ができたため、そちらに通われています。同志社女子について感じるのは、「推薦入学の方は特に進級が厳しいな」、ということです。つまり推薦だと、基本学力がなくても(中にはものすごく低くても)入塾できてしまいます。実際偏差値では、47.5~55といったところで(河合塾調べでは52.5)、上と下の差が大きいのがこの大学の特色です。
2年の有機化学Ⅱ(前期科目)は、範囲が恐ろしいほどに広く、他の大学(例えば大阪薬科大学で3年生前期の履修する内容まで含まれています!)とは比較になりません。過去問を見ると、大問数が多く、反応機構を書く問題が中心なので、難易度は高いです。やはり有機を本試で落とす生徒が非常に多く、再試験がないため(上の学年が本試験を落とし過ぎたため、有機化学のみ再試が廃止に....)、そのまま落単します。
他の教科のことも簡単に書いておきます。2年の分析化学は少し難易度高め、物理化学は普通、ただし範囲は膨大。
推薦で入塾された方は、1~2年の時から入塾されて基礎学力をつけることをぜひお勧めします。ただしやる気のある方のみの入学を許可とします。これはアイファのポリシーです。
そもそも同志社女子大学(他学部)は、留年にはかなり寛容です。文学部など、他学部においては、そもそも5年前まで、留年制度はないに等しかったのです。それでも他学部は非常に楽ですが、同志社女子の薬学部の授業数は、他学部に比べて、各段に多く、周りの学部が羨ましすぎて、モチベーションが下がっています。同志社女子大学には、薬学部以外は文系学部しかないので、薬学部は他学部生には、異質なものという認識を受けています。期末テストの他に中間テストもあるので、バイトや部活に入る薬学部生が少ないのが現実です。キャンパスライフを楽しむというより、他学部から浮いていて、バイトや部活をする薬学部生が少ないので、孤独にキャンパスライフを過ごしているのが現実ではないでしょうか。
同志社女子大学(薬学部)の留年数は、124人中約10名(2018年度)。数としては抑えられていますが、実際この10名は、ほとんどが何回も留年を繰り返したり、中には退学になってしまうような生徒です。単に留年数が少ないからと、安心するのは危険です。同志社女子大学(薬学部)の留年者は、できない度合いが他の大学の留年生より強いのです。留年になってしまったら、本当に気を付けないと、退学になってしまうかもしれません。特に推薦で入学した方は要注意です。
偏差値・学費・国家試験合格率・倍率・就職・退学・編入・入試・公募推薦・時間割・シラバス