京都薬科大学は、関西地方において、成績優秀な私立薬科大学です。偏差値も60~58程度で、近畿大学、立命館大学に次ぐ関西の上位大学です。
京都薬科では、2年から3年の進級が厳しいことがよく知られています。新カリキュラムになり、進級が以前より厳しくなりました。2→3年の留年数は、およそ50~70名になります。その代わり他学年が10~20人程度の留年数です。京都薬科で、まず気をつけないといけないのが、1年で留年してしまった場合です。そうすると、2年に上がった時に、学力不足のために、何もしないと、ほぼ確実に留年する図式です。1年は科目数が多いため、何から学習したらいいか分からない生徒は留年しやすい傾向があります。
京都薬科大学の進級基準は独自のものがあります。
京都薬科では、前期・後期の再試験が、それぞれ5個までと決められています(選択科目はここには含まれない)。また、再試験に落ちてしまった場合は、次の年にもう一度その試験を受けられる試験制度が存在します(これを「再々試験」と呼びます)。この再々試験制度を使える科目数は、1、3、4年次は1年間で4つ。しかし2年次のみ2つとなっています。この試験でも落ちてしまった場合は留年となります。
例えば、1年次の前期試験で5科目落としてしまい、再試験で4科目合格して、後期では7科目落としてしまったとします。再試験は5科目しか受けられないので、必然的に2科目は、再々試験になります。再試験の5科目を全て合格すれば、2年次に上がり、再々試験を全て合格することが出来たら、2年次となります。
これと同じ状況が、2年次の試験で起こったとします。2年次の再々試験の上限は2個なので、この時点で単位を貰っていない専門教科ができることになります。よって、留年となってしまうのです。
2年次では、専門科目が増え、試験の内容もより難しくなることに加え、再々試験の上限が少なくなるので、留年数が増える傾向にあります。
2年次の進級が無事にできれば問題ないのですが、これが難しいのです。再々試験の科目数の上限が2年だけ2科目になっているということは、大学側に2年次での進級を抑制させようという意図があると見ることができます。実際、留年数を見てみると、50~70人の範囲で、毎年2年次の進級の留年数が出ています。これは数として見た時に、大きい数です。
京都薬科は幸い、上位校なので、2年次での進級の難関させ超えれば、後はスムーズになります。この意味で、金城学院とは違います。金城では、進級は楽ですが、最後で非常に苦労します。「最初に苦労して後は楽するか、逆か?」ということですね。私なら前者を選びたいですね。
京都薬科は上位の薬学部なので、1年でゆとりをもって進級できるようにして、最も厳しい2年次の進級ができさえすれば、後は後は比較的楽に進めるでしょう。
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