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留年が大量に発生するメカニズム(国公立と私立薬学部の比較) 

留年が大量に発生するメカニズムは、主に私立で起こります。私立大学は、国家試験の合格率をよくすることが、入学生の人数にかかわってくるため、大学受験の偏差値が低い大学ほど、大量に留年が発生するようになります。特にFランクなど、偏差値35ぐらいの大学だと、トップレベルは偏差値70ぐらいの大学と最後の国家試験で戦うわけで、国家試験に合格するであろう生徒しか進級させないようにするわけです。2、3年が最も進級が厳しく、卒業試験で最後に落とすのが一般的な仕組みですが、最近では1年生でも落とすようになってきました。1年は一般教養を履修するのにです。理屈的には、もし留年を避けたいのであれば、国公立に進めば、留年は限りなく少なくなります。国公立では、無理してよい国家試験の実績を出す必要がないため、留年は限りなく少なくなります。国公立では、別に薬剤師国家試験の合格率を重視していません。研究を重視してます。国公立の生徒の大半は、製薬会社に就職します。にもかかわらず、もし薬剤師国家試験に合格していると(別に合格しなくても卒業はできるし、製薬会社に就職ができます。薬剤師の国家免許を持っていると、リストラになった時や、女性ならば、産休・育児出産の時にパートで薬剤師として働くことができます)、仕事で薬剤師の資格を用いずにいることになります。それに対して、私立薬学部の方は、留年のリスクにさらされ、薬剤師国家試験に合格しないことには、卒業もできないわけです。

ですから、どうしても留年を避けたい方ならば、大学受験時に、国公立を受験して、2浪までは頑張るとよいでしょう。もし2浪までに合格しないなら、他学部に行くということになります。しかし、現実的には、国公立大学に入学するのは、非常に難しいため、推薦で私立に入学する方が多いわけです。しかし推薦で私立薬学部に入学すると、学力が不足している状態で、留年をさせようとしている私立薬学部に入るため、限りなく留年する可能性が高くなります。