主に名城大学、愛知学院大学、金城大学、鈴鹿医療科学大学、北陸大学を対象に、再試対策の個別講座開催しています。プロ講師による完全個室個別の指導です(愛知学院の、再試者の特に多い、薬物作用学でお困りの方は特にお勧めです)。前期で大量に落としてしますと、前期で留年が決まってしまう場合があります。早めの対策をお勧めします。定員になり次第、締め切ります。
作成者: 代表
CBT・OSCE対策講座 開講のご案内【前期】(10名限定)
CBTは以前は取り立てて対策が必要ないものと言われてきましたが、今では状況が変わりました。理由は各大学により、合格基準が違うためであり、私立の中には、国公立よりも、基準を上げて設定しているところがあり、今後もさらに高くしていくからです。CBTを不合格になる方は、間違いなく、基本が理解できておらず、もう一度学習のやり直しをしなければなりません。プロ講師に見てもらうと、ご本人は正しいと思っていても、科目の内容を、実は間違って理解していたり、覚えていることが多くあります。数年前より、CBTを複数年落としている方が、入塾することが多くなりました。CBTが不合格になるということは、卒業試験は100%落ちる可能性があるということです。ですから、もしCBTを落としてしまったら、完全なやり直しをして、CBTだけでなく、卒試も確実にパスするようにしておかなくてはなりません。なお、OSCE対策は希望する方に、毎年実施しています。人前で上がりやすく、頭の中が真っ白になる方などは、対策をしておくべきでしょう。当予備校では、本番を想定して、何度も実技練習を繰り返します。
自習室は、毎日使用することができます。予約しておけば、机は確実にとっておくことができます。
個別面談の後に、入塾可能になります。詳しくはお問合せ下さい。
当予備校の活用の仕方(入塾後の流れ)
よく「どのように予備校を活用したらいいのでしょうか?」という質問を受けます。ご質問が少しあいまいなので、具体的にお聞きすると、「当予備校に入塾して、後はどののような流れになるのでしょうか?」という趣旨のようです。
1~3年は定期的に当予備校に通塾して頂き、4、5は大手予備校が大学に入りますので、そちらに集中して頂き(4年のCBT対策は通って頂くのはいいですね)、6年になったら、問題演習をしていきますので、ペースメーカーとして活用して頂き、質問や、さらに上のレベルで理解をして頂くのに、当予備校を使って頂いたらいかがですか?」とお答えします。
基礎固めや理解を深める、最も大事な時期は、2~3年であると思います。この時期に国試で中心となる教科、難化している教科がほぼ勢ぞろいしていると、言っても過言ではありません。問題は大学に入学して、1~3年は座学系の理論的な科目が主となるため、当然生徒さんに面白いわけがなく、大学の過去問を丸暗記などして、強引にパスしようとする方が多いことです。進級の緩い大学だと、確かにそれでも上へ進むことが、今のところ可能かもしれませんが、それは4年のCBT、6年の卒業試験で必ず痛い目に会うようになっています。逆に2~3年をしっかりと理解して、覚えるものを覚えるという、応用の効く形で仕込んでおけば、後がスムーズにいくと思いませんか?
世間一般の方は、「まあ6年から国試の勉強始めれば、間に合うでしょう。」と思っていらっしゃるかもしれませんが、現実はもっと厳しいものです。実際に国試を受けることができるのは、厳しい留年をパスしてきた生徒さんのみなのです。留年を繰り返して、退学になってしまったり、転部してしまった方は、幽霊部員のような存在になっています(数に入っていません)。
ぜひ現役でストレートで、進級して下さい(もし留年してしまったら、それ以上はしないようにすること)。今一番厳しいのは、国試浪人になってしまうことだと思われます。毎年、国試が難化する中、来年合格する保証がなくなってしまうからです(翌年はより難しくなるため、昨年落ちた生徒がどうして合格できるのか?が普通の考え方です。浪人が合格するとしたら、本気でやり直すしかありません)。せっかく1200万以上もかけて、大学に通ったのに、薬剤師になれませんでした、では泣くに泣けない状況となります。
4月からの前期授業開始(コストパフォーマンスの最もよい留年防止法とは?)
4月からの授業も開始となりました。近年は1年生の留年も増えており、留年の深刻さを感じるこの頃です。以前であれば、2、3年で入塾される方が最も多かったのですが、数年前から、1年生の数がそれに迫る勢いです。理由としては、推薦で入られているため、基礎学力が足りないことがありますが、大学が進級基準を厳しくしていることも挙げられます。また他学部より編入で入られた方(特に文系)なども同様の困難な状況があると思われます。
多くの生徒さんが、当予備校に留年が決まってから入られますが、「留年する前に入り、未然に防ぐ」のが、最も合理的と思われます。これが最もコストパフォーマンスの高い留年防止法です。留年が決まって入ると、大学への留年の年間授業代+当予備校への授業代と二重払いになってしまいます。
もともと当予備校を作った基本の考えは、「当予備校に入塾すれば、留年する可能性を限りなく低くすることができる。年間の学費の半分以下程度で、留年しないで済めば、安いものではないか?」というものです。留年して入塾したら、大学と塾への二重払いになるだけでなく、留年限度数を超えないようにするために、予備校の授業代を半分以下で済ませることが厳しくなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。留年していいことなど、何もないのです。
何事もタイミングが肝要かと思います。コストパフォーマンス=タイミングです。留年してしまって、焦るのは愚かしいことです。焦るのにも、タイミングがあるのです。「時間とお金を、最も効率的になるように、タイミングよく使い、その結果努力の果実が最大化するようにするべき」ではないでしょうか?
103回 薬剤師国家試験講評(難易度など)
今年度の薬剤師国家試験に関してです。
受験生の皆様、いかがでしたでしょうか。
難易度で言えば102回よりも、やや難といったところでしょうか。しかし、6年制に変化してから様々な試験問題が提起されてきましたが、今回の試験で求められている力ははっきりとしてきたのではないかと考えられます。
このブログを見てくださっている方々に、国家試験に臨む上で覚えておいて欲しいことを書いていきます。
まず、必須問題です。
例年通り、広く浅く、9割目指すつもりで勉強すれば、本番緊張しても十分に得点が可能です。この必須問題が十分に取れれば、合格にグッと近づきます。
そして理論問題です。今年の物化生は難化していました。しかし実際、難化と感じるのは物理でした。というのも化学は土台となる反応機構など基礎事項をきちんと理解していれば、大きく外れることはなく、例年通りの点数は取れるレベルであると考えられます。生物に関しては、問題文章が長く、実験やその原理を踏まえた上での考察問題が出ていました。このような考察問題を難しいと考えるかどうかは、これまでに思考力に準ずる訓練をこなしてきたかどうかで決まると考えられます。端的な知識問題よりも理解力と読解力があれば、むしろ点数は取りやすいのではないかと考えられます。
薬理、薬剤、薬物治療は例年通り。法規は若干、易化といったところでしょうか。
続いて、実践問題です。他の予備校では理論問題も含め、薬物治療が難化しているとの講評がされています。その理由は、青本や要点集に載っていないことが出たからではないかと思います。しかしそういった理由は、果たして妥当な理由なのでしょうか?5年次には病院、薬局実習があります。薬学実務実習は現段階での薬物治療や疾患に対する知識を学ぶ機会として、また、国家試験の実践問題対策として、非常に重要です。薬局において、「〜な相談を受けた薬剤師が勧めるべき薬は?」といった内容や、病院において、「〜な場合、どのような薬を勧めることができるか、どの薬物が原因であると考えられるか?」といった内容の問題が出されています。しかし、実は多くの人が真面目に実習を受けていれば、出会う内容であることが多く、かつ現代の医療・薬物治療で問題となっているテーマなどに敏感であれば、難なく分かる問題であると思います。
まとめますと、必須問題は例年通り、目指せ80点以上。理論問題に関して、暗記事項はもちろんだが、生化学等、考える力を鍛えること。実践問題は5年次薬学実務に真剣に臨み、現代の薬物治療と疾患・薬剤師としての対応の仕方・健康問題解決に向けて知っておくべき知識を身につけましょう。6年次での勉強においては、青本や要点集だけでなく、添付文書やガイドライン等を早い段階からきちんと読み込みましょう。
警告、禁忌、重篤な副作用に目を通す。抗がん剤やハイリスク薬等は用量・用法に目を通す。薬物相互作用の部分では、代謝酵素やその割合、代謝物の排泄経路や活性化となるのか不活性化なのか、半減期や分布のしやすさなど、私たちが学ぶべき知識はすべて添付文書にあります。
そしてどんな問題であれ、”薬”が問題の中心であり、薬理ほど重要な科目はありません。少しでも多くの薬を知り、その扱い方を学び、臨床上の役割をおさえてください。
2018年度前期受講生募集について(お問合せ増えているので、質問にお答えします)
お問合せが増えていますので、ご質問にお答えしたいと思います。
①授業はどのような形態ですか?ペースは?
ーご自身のペースで授業をしていけます。予備校は個室が10部屋ほどあり、講師と次回の授業はいつにするか決めてゆきます。いわば予備校で行われる家庭教師みたいな感じです。
②今年進級失敗したら、退学になってしまいます。大丈夫でしょうか?
ーお子様にモチベーションがあるかないかがポイントです。モチベーションあれば大丈夫です。
③薬学部で完全個室個別の予備校は他にありますか?
-ないと思います。
④国試について、今後どうなると思われますか?
ー個人的な意見です。来年は禁忌問題が入ることが決定しています。恐らく翌年かその次に完全相対評価に移行するのではないでしょうか。つまり足切りにひっかかっていなければ、全体の得点が65%を超えていれば、合格するというパターンが終わる可能性があります。完全相対評価とは、選抜型です。現在の歯科医師国家試験と同じパターンになるのではないでしょうか?65%取っていれば合格という基準が消え、上位層から合格が決定される形式になります。60~65%ぐらいが合格率になり、合格のトータル人数が決まっています。新設の大学数は旧設の倍ぐらいあるので、新設は壊滅的な合格率になるのでないでしょうか?もしまともに実施されたら、新設は上位層しか合格しないパターンになると思います。完全相対評価は、上位層には優しく、下位層には厳しいシステムです。消費税と同じと言えるでしょう。裕福な方は別に10%になろうが、15%になろうが、収入が多いので、問題がないのですが、下位層には、生活苦が直撃するパターンです。
嬉しい知らせ(国試全員65%越え)
さて、さきほど今年の国試で、連絡待ちをしていた生徒から連絡がありました。無事65%を超えていたそうです。海外旅行に行っていて、連絡するのを忘れていたそうです。試験結果は、こちらからなかなか聞く気持ちになれず、待ちで正直連絡がないと、ダメだったのかな?と心配してしまうものです。よかった、よかった。これで、本予備校の今年の国試は全員合格になりました(自己採点でミスしていれば別ですが)。まだ正式の発表はまだですが、皆さん旅行したり、寛いでいます。3月最後に歓送迎会を開く予定です。
嬉しい知らせ(再試パス)
再試に落ちていたと思っていた生徒さんが受かっていました。本日連絡がありあした。嬉しいですね。よく頑張りました。他の生徒さんも、進級パスの知らせが来ています。学校によって、基準に違いがあるため、一概には言えませんが、やはり進級支援は、普段の努力が最も実るところと言ってもいいかもしれません。今年は、金沢校が開校したので、地元だけでなく、北陸大学の薬学部の方からの資料請求やお問合せが増えています。やはり対面式の授業を受けたいという表れなのでしょうか。
再試が始まる頃
ほとんどの大学で、後期試験の本試が終わった頃だと思います。一般的には2月の最初頃に結果が出て、2月の中旬に試験というところが多いのですが、愛知学院は早くて、もう多くの科目の結果が発表されていて、2月の最初から再試が始まります(早いですね!)。当予備校の生徒の結果は上々で、若干再試になってしまった教科はほとんど自分でやれる教科ばかりのようです。
当予備校の、生徒たちには、「学校が始まったら予備校の授業をスタートして、テスト前には、予備校の授業の回数を増やして、再試にしてよいのは、自分で対処できる科目だけにしておき、長期休みは予備校に通わずに、完全にオフにして楽しむのがいいですよ」、と入塾面談の時に言っています。やはり上手な勉強は、「他の人が休んでいる時に仕込んでおき、他が焦っているときには、リラックス&ポイントを絞って」というペースがよいようです。逆に普段勉強していないと、テスト前に焦ってしまい、やっても身に付きませんし、どうしても落としてはいけない科目を再試にしてしまったりして、長期休みを再試の対策に費やすことに使ってしまいます。すると疲れがたまり、休みがないまま、新学期に突入となってしまいます。
偉そうなことを書きましたが、私も締め切りが迫らないとなかなか、取り掛かれない性分なので、生徒の姿を見ながら、自分を戒めている最近です(笑)。
愛知学院の再試対策についての所感(2017年、後期)※愛知学院では定期試験の方が難易度が高い教科が多いので、過去問入手できなかった=即留年の可能性が大!
さて、愛知学院で後期のテスト結果が発表になりました。今年だけでなく、例年大量の生徒が落ちるのが、以下の2科目です(有機化学を除く)。愛知学院の生徒が、入学してから、初めて出会う、内容の重い、本格的な論述式のテストです。進級には、以下の2教科を合格するのが重要でしょう。
※薬物作用学Ⅰ
※機能形態学Ⅱ
〇上の2教科に共通するのが、単なる暗記が通用しない科目であることです。理解→応用が必要です。
〇論述の練習もしなくてはなりません。「薬学的観点から書く薬理作用とは~」「薬物作用の分子メカニズムとは~」。このような論述は、ポイントをおさえた上での論理的な書き方が必須。また書く練習が、知識の整理にも繋がります。学校の集団授業では、人数が多いため、なかなか個別に指導ができませんが、当予備校では、個別で記述の添削を毎回可能です。当予備校の生徒は全員、上記2教科のテストをパスすることができました。